思わぬ展開
(毎日午後1時更新予定)
待ちに待った名古屋と京都の試合が遂にキックオフした。
選手たちがピッチにまんべんなく広がっている。
まずは、京都が前線にボールを蹴りこんだ。
しかし、名古屋の選手がそのボールをヘディングでクリアした。
「京都はロングボールをフォワードめがけて放り込んでいるな。」
お父さんは興味深そうに言った。
「なんでだろう。」
僕は不思議だなと思いながら言った。
「京都は前線に背の高い選手がいるからそこからチャンスを
作ろうとしているんだ。」
お父さんは教えてくれた。
「なるほどー」
僕はよくわかっていないけど、そういうもんなんだなと思って答えた。
京都の攻撃は単調だったが、名古屋の選手を苦しめた。
京都はうしろからロングボールをフォワードにあわせて、
そのボールをヘディングで落として味方につなげるという単純な攻撃だったが、
ことごとくボールはつながり京都の攻撃のチャンスを作っていた。
シュート数も京都が名古屋をおおきく、うわまわっていた。
しかし、試合は意外な展開をみせた。
先制点は攻め続けていた京都ではなく名古屋だったのだ。
(続く)
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