　僕は他人を見下している。

　派遣先の社員

　バイト先の社員

　見下すことで自分を保っている。

　誰よりも下にいながら…誰を見下す？

　心は…

　嫌な奴になっている。

　貧乏だから？

　社会から脱落したから？

　歪みは、もはや治らない。

　きっと…ねじ切れるまで僕は曲がり続ける。

　自分の心を軋ませながら歪ませながら…

　いつだって、己の心を締め付けるのは自分だったんだ。

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