先の期待値通過者
先に蛇足な話をしましたが、気を取り直して本番の発表をしたいと思います。
前にも述べましたが寂しい結果ですが通過者は1名になってしまいましたが……この方が通過者です。
○ダンジョン経営型賞金制VRMMO〈Abyss〉 作者 七切 聖虎
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886741859
コメント:20話ちょっとしかなかったので10話で読むのを止めましたが、出だしが重い展開でしたが、ちょっと雑な言い方になりますが真剣にやってるゴッコ遊び、クラブ活動のようなゲーム感覚な話になってきましたね。勿論、リスクあるゲームですけどね。ライトノベルとしては入りとしては良いように思いますが、出だしの時に私が危惧した会話のキャッチボール、今回は特に駆け引きに勿体無い部分が出たように思います。
一番、目を引いたのが『情報:C』である主人公が悩んだ結果、情報開示した事です。人としてみれば大変誠実だとは思いますが駆け引きをし合う間柄で信用を得るにはどうだろうと思わされます。これが陸? のような人物であれば良いですが前回も言いましたが主人公は普通の高校生活ではなく特殊な社会人体験をしてきてます。
この場合、信用を得ようと思えば、誠実さより機転、思慮深さが重要になる。こいつに背中を任せてもいいかもしれないと思わせる必要がある。悩んだ結果であれ開示した主人公を特に朱音のような少女はどう思うだろうか?
人としての倫理を脇に置いて、ここで取るべき手の一例を挙げるなら『君だけには教えるけど』と個別に伝える方法で信頼を勝ち取る。勿論、それなりに駆け引きが出来る人には見抜かれますがその程度は頭が廻るとは見て貰えるし、相手がそう見てると気付けば逆手も取れるからです。
少なくとも信頼を得るまでの時間はいつでも見切れるように距離、情報の開示を避けるのではないだろうか? その為のフリだったらごめんね?
社会経験をある程度積んでいる人なら良く知っている事ですが、嘘はついてはいけないが、本当の事を口にする事とは同義ではない、です。
主人公はそういった事をせずに今までの生活を為せたとは思えませんので違和感が付き纏います。
もしかしたら作者さんが社会人経験がない、もしくは、まだ少ないとかであれば盲点だったかもしれませんが、こういう特色を出している主人公の味を使わないのは少々残念ですが、全体的にはVR、こういうとどう思われるか分かりませんがカ○ジの高校生版の仲間同士やりとりとして見れば先が読めそうだと思いました。
通過させた割に文句が多いように思われるかもしれませんが、そこは期待値があるからだと前向きに思って貰えると嬉しく思います。
では次の最終部門、10月14日でお会いしましょう。
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