コンテストの応募要項から考える その2

 なんだか今回も前にも書いた内容の再利用な気もしなくはないですが……。

 きっと思索が深まっているということですよ!先輩っ!


 さらに、前回のタイトルについてないナンバリング。

 あれですよ! 1巻出したけど売れるかわからないから付けない、みたいなやつですよっ! こっちは。

 ……

 ……

 いつもどおり、キング・クリムゾンを使って過程を吹き飛ばしてみました。

 そろそろ「お前の頭のユルさにはついていけない!」という先輩いらっしゃりそうなので、こういうのはやめないとなのかな……。


 それで!

 性懲りもなくですが、Webコンの作品を一応考えるじゃないですか。

 このお祭りに参加したい~。


 以前のエッセイでも、私、応募要項を読んで悩んでいましたが、今回のポイントはここ↓



―――――――――――――――――――

(第4回カクヨムWeb小説コンテスト応募要項抜粋)

読者選考期間終了時点までに本文が10万文字以上であること。なお、長編、連作短編等小説の形式は不問といたします。完結した作品には「完結」にチェックをつけてください。

―――――――――――――――――――



 最低ラインが10万字というのは、わかりやすいのですが、いったいどのあたりで終わらせるモノなんだろう? ひょっとして終わらなくてもいいの? という疑問が今回のテーマの始まりです。


 おそらく、編集部では書籍化を念頭に置いているのは間違いないので、裏読みするとこんなかんじなのですかね?


①10万字~16万字が望ましい(受賞作品は1冊出すから、編集部評価のため)


②上記の文字数で何かのゴールに達している、キリがよいところがあるのが必須。読者に読ませた上で、ひと段落終わるものであること


③2巻以降を考慮すると、シリーズモノになる作品優遇。またはキャラで別のお話を作れるとか、コンテスト応募部分で留まらず、発展性があること


 考えすぎかな……?


 ちなみに今まで私が応募したことがあるコンテストは上限が概ねわかりやすかったんですよ。



―――――――――――――――――――

(サイバーセキュリティ小説コンテスト応募要項抜粋)

2018年8月31日(金) 12:00までに本文が10万文字以上16万字以下であること。なお、長編、連作短編等小説の形式は不問といたします。完結した作品には「完結」にチェックをつけてください。

―――――――――――――――――――

→とにかくプロットに沿って10万字超えまで頑張って

 主人公をENA(国家ネットワークを守る部隊)に正規加入させて、最初のミッションで彼が他のメンバーにその能力を認められる、というキリの良いところで「俺たちの戦いはこれからだ!」にして完結し

 あまった尺はキャラの掛け合い会話でのセキュリティ講座に使いました。



―――――――――――――――――――

(スニーカー文庫《タイトル斬り!!》コンテスト 応募要項抜粋)

応募作品の形式は、編集I、編集Oのテーマへの応募は5万字以上、編集Hのテーマへの応募の場合は長編、短編等不問の完結済み作品といたします。完結した作品には「完結」にチェックをつけてください。

―――――――――――――――――――

 ↓以下、編集O氏部分抜粋↓

―――――――――――――――――――

・主人公が魔王であること

(逆に言うとそれ以外の設定はどうでも良いです。異世界でも現代でもVRMMOでも成立すると思います。)

・50000字以上の中編作品であること(未完の作品は選考対象外)

―――――――――――――――――――

 →中編の定義が不明だったので、50000字以上の下限を信じて64000字くらいに

  部下の裏切りで生徒全員勇者な学園に来てしまって

  命の危険的に正体を隠している外見美少女な隠居魔王様♀が、

  自分のボッチの楽園を守るため、他の6名のボッチ勇者と

  学園のある聖域の結界で力を制限されて全力を出せない状況で

  相手の属性有利な分野・フィールドで戦い、

  最終的に6名全員倒して、

  なんだかんだで友情を育んでしまった結果として

  生徒会に他の6名を自分の同好会に加える申請をするところで

  エンドにして完結。(未完はダメなので)



 私とて、カクヨム書き手のはしくれ、「10万字以上」はおそらく先輩方と同じで時間さえあれば、おそらく可能です。問題はどこまで到達するべきか、なんですよー。


 ロシアに攻め込んだナポレオン、ヒトラーの如く、焦土作戦を強いられているようなこの感じ。

 地政学的な「ハートランド」を有する「ランドパワー」な国ぱない。

 カクヨムもそうなのかな?(となると「シーパワー」がな〇う?)


 ナポレオンはちょっと違うかな……?

 まあ「どこまで攻めればいいの~?」ということで。

 攻めるときは、戦略目標って大事なんです。

 戦争はお金かかりますからね、兵や糧食等のリソースも踏まえ、目標と均衡させるわけです。



 ということで今回のわからないこと


 書き手先輩は、①②③を意識してコンテストモノ書いてらっしゃるのかな?




追記1)

 「地政学ってなんやねん?」と思われた方いませんか~?

 一応説明しておきますねっ!


 地政学とは、地理的背景から政治、軍事を考える、みたいな理論です。


 ファンタジーとか現代とか関係なく、国が複数登場する小説書くときは、国関係のバックボーン構築にとても役にたつ知識だと思います。深みでるはず。


 「ハートランド」は、大陸の中央部にあり、だれもそこまで攻め込められないところ。これを制する国は世界を制しちゃうからねっ!(※イメージです)


 考案者マッキンダーさんの当時は確かユーラシアの真ん中、ロシアの領土。

 戦いって人間がやる以上、ご飯尽きたら終わりですからねー、そこまで行くまでにご飯尽きる、そりゃ兵隊さんのやる気というか、現実的に体力も尽きる、って考えると非常にわかりやすいと思います。


 マハンの「シーパワー」に、スパイクマンの「リムランド」、誰が言ってたか思い出せないっ!「チョークポイント」、いろいろ語りたいですが、長くなりそうですし、私も専門ではないので間違うといけない。このくらいにしておきます。


 気になった方は、地政学でグーグルで!

 昔は日本でも教育盛んだった時期もあるみたいですが、ほら軍学教育がなくなっちゃってるので……。


 ちなみに私は戦争がしたいわけではなく、軍略を生かした小説書きたい! というのと、やっぱり戦争放棄した国でも「誰かが知っておかなければならない」という使命感で兵法始めこういった内容を学習しています。最近はビジネス書でもあるから気にしなくてもいいのかもですが。


 いつか、凄いの書いて、「戦争放棄してる国でもこんなの書けるやついるのか? 何? ラノベだと……ガキ共も読んでるのか? 日本やばい国だなっ!」て他の国の人に思ってもらえて、攻め込まれない国になると、いいなって野望ですよっ。そして翻訳されまくり、全世界的に冷戦になっちゃえば、もっと嬉しいのです。

 本当に、夢……ですね、これは。


 でも、ジャパニメーション輸出で各国にファンを育成しておき、かつ、アニメ漬けで骨抜きにしておき、友好度向上と堕落度向上の相乗効果で攻められるのを防ぐ、というシナリオのほうが現実的かもしれませんよ~。クールジャパーン!



追記2)

 ちなみに戦争は本当にお金かかります。

 日露戦争(1904~1905)の借金返すのに、1980年代までかかったとか聞いた気がします。


 三笠買ったからかな……

 戦艦三笠、勝負の神様「東郷平八郎」が乗る日露戦争当時の日本の旗艦。

 世界三大記念艦の一つで、今は神奈川県横須賀市にある三笠公園ですね。


 山本権兵衛さん、西郷従道さんが、腹切りを懸けてまで、日本の勝利のために違法に予算流用して三笠購入するストーリーは、涙涙ですよっ。悪いことをするなら命がけでこういう良き悪いことを、現代の政治家様達。(偏ってるなー、私)

 ああ、編集長のブロマンス企画、このネタで書けばよかったかな……。


 まあ、日露戦争は、日本海海戦以上に戦える体力が当時の日本になかったはずなので、本当にギリギリの選択だったんでしょうね。

 ポーツマス条約はその辺考慮した落としどころだったのですが、民衆に理解されなく……悲しいですね。

 下層民の私としては民衆の気持ちもわかりすぎマスけども!


 天才君主による絶対王政や、かなり資源他に恵まれた国でもない限り、軍略と政治の両立は難しいのかもしれません。

 結局、山本五十六さんが「体力的に1年しか戦えないから、いい感じのとこでアメリカと和議プリーズ~」とさらに上層部に訴えていても、やらかしちゃったし日本、第二次大戦で。

 結果として、私たちは、仮初かもですが、平和な毎日を送れているので、そこをプラスに考えることはできますが……。


 孫氏サマではないですが、とにかくお金もかかるんで、それもあって、戦争はやっちゃいけません。軍隊は、維持費だけでも大変なのです。


 この辺ラノベで書いたら需要ありますかねー?

 「とある王国の金庫番~王様お金が足りませんよっ!」とか。

 すでにありそうですね、うん。

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