異世界チートに制裁を!

福島いるか

第1話 異世界にきました

この世界には特殊能力つまりチートを持つものしかいない…

ただ1人僕を覗いては…



僕、東 龍之介(あずまりゅうのすけ)がこの異世界に来たのはつい先日の事。

「はぁー疲れた…ただいま!」

僕が自分の家の玄関の扉を開けるとそこは草原だった。

家の扉を開けてすぐ草原なんてドッキリでも出来そうにない。

「ここは?」

すると、僕の後ろから声がした。

「異世界です」

僕が後ろを振り向くとそこには誰もいなく緑の草原が広がるばかりだ。

「こちらです」

前を向くと、女の人がいた。

「ここは?」

女の人がもう1度僕に向かって言った。

「異世界です」

僕は信じられないので女の人に聞いた。

「僕は家に帰っただけなんで帰してください」

僕は女の人に訴えかけると女の人は答えた。

「無理です」

あっさりと断られた。

「で、この世界に連れて来て何するんですか?」

僕は女の人に聞いた、すると女の人が答えた。

「あなたを処分する為です」

その言葉を聞いてサッと血の気が引いた。

「俺を処分?」

俺は今までしたことを振り返ったけれど悪い事をし過ぎていてどれも当てはまった。

「そう言えば結構悪い事してたから処分されて当たり前か」

女の人が僕に言った。

「あなたは気づいていない」

僕は答えた。

「何を?」

女の人が言った。

「いじめる事が悪い事だと」

すると、僕は誇らしげに言った。

「それは悪い事には入ってないよ、だって強者が勝つのは当たり前だからね」

すると、女の人は言った。

「そうですか、ならこの世界をあなたの弱者の手で変えて見なさい、変えることが出来たのなら現実世界に返しましょう、変えれなかったり、リタイアしたのならあなたは死ぬと考えていてください」

そう言い残し、女の人は消えた。

僕は大変な事したと今気づいたがもう遅い。

「ついでに、この世界の住人は皆特殊能力つまりゲームで言うチートを使います、対するあなたには特殊能力なんてもの1つもついていませんから、弱者の気持ちに立ち返りなさい」

そんなこんなでこの異世界にたどり着いていた。


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