突然に

妙に頭がボーっとする。

(眠たいだけかな)

ゆっくり布団から出て、歩いた瞬間異変に気付く。

力が入らない。

「お母さん!! 体温計持ってきて!!」

38.3と表記された数字に愕然とする。

(まだ、学校始まって全然たってないのに)

森 美央菜

今年から念願の高校生。憧れていた高校に合格を決め、部活も少しづつ慣れ始めている。


母 「とりあえず今日は病院に行きなさい。学校に連絡しおくから。」

美 「病院まで送ってくれないの?」

母 「無理よ~。もう仕事行かないといけないから。お金は机の上に置いておくか   ら。気を付けてね♡」

美 「はいはい。」

(なんて母親だ、大事なはずの娘が高熱を出しているというのに)

はぁ~と深いため息をつく。

幸いにも近くにバス停があるため病院にはなんとか行ける。

美央菜はゆっくり着替え家をあとにする。

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