こちら、しがないタバコ屋です

黒煙草

当店の説明

魔法と科学が融合してからはや10年が経った。



科学が発展しまくったこっちの世界の連中が「異世界転生ワープ装置とか作ってみました!」とかふざけたことを抜かしたのが始まり


その当時の政府の対応は


「ふざけたこと抜かす阿呆が妄言呟いてるよ」


と全く相手しなかったが、完成品と資料を見て


「あれ?これやべえよ」


ってなって、個人で行き来できるはずの装置が


ファンタジーよろしく、異世界まるごと現実世界とくっついたのが10年前



異世界の奴らからしたら


「突然、人が通れるくらいの穴ができた瞬間、全てがその穴に吸い込まれた」


とか何とか



異世界の大陸は三つに分かれてそのうちの二つはこっちの世界と融合


一つは新大陸として扱った


新大陸は魔物が住んでおり異世界はコイツらを討伐・捕獲をし経済がまわってたとか。


過去形な理由?異世界転移事件のせいでその必要がなくなったからだ



飛ばされてきた連中は最初、軍に捕まり


まず銃の形、音、威力を見せつけ聞かせて脅し


自白剤を混ぜた飲料で平和的会話を行ったらしい


曖昧な表現なのは俺たち一般市民が得られる情報は


テレビやラジオ、新聞やネットによるものでしか手に入らないためである



当然、詳しいところは隠蔽し

自白剤での平和的会話もネットで得た情報で正確ではない為だ



異世界から来た奴らは最初の6ヶ月間、平和的会話で情報を吐き出し


3年でこちらの世界を把握、理解し言語を覚えた


物覚えがいい奴らだ、物分りがいいとも言える



残りの6年6ヶ月でこちらの経済に介入できたらしい


その為、新大陸による魔物の捕獲・討伐は激減した



では世界情勢はこんなもんで




ウチの店のことを話そう


場所は、ビルが建ち並ぶ富豪層とスラムの丁度真ん中にあるボロの建造物、三階建ての一階にあるタバコ屋


ジャンルは問わず、一般的な物からマイナーなものまで扱っております


魔法が付与されたものも扱っておりますので10代の方も安心して購入が可能です




以上

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