昨日の街、明日の猫。

zabu

**********

 

 夏が終わり、身体にまとわりつく風が優しくなった頃。

 この街は昨日にもまして賑やかで。

 そしてその中で誰もが少しの寂しさを感じていた。



 小さな丘に立つ一本の大きな杉の木は、自らの枝と葉を揺らしながら、街の全てを見下ろした。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る