よみがえりゆく場所
波に呑まれる夢から醒める。
全身汗ぐっしょりで、細かく震える身体をじっと抱えて、ひたすらに待つ。
8年。未だに夢の中で逃げ続けている。
それでも、この街に戻ってきたのは、ここが故郷だから。
朝日と共に家を出ると、微かに花の香り。春の作物は新芽を見せ始めた。
生きている。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます