第15話 曹宇《そうう》:謙虚な魏のラストエンペラーの父
以前紹介した十三歳で亡くなった
曹宇は
燕王といえば以前紹介した
曹叡は三十六歳という若さで亡くなりました。
臨終のまぎわ、曹叡は曹宇を大将軍にし、つぎの天子である
ここで前回の記事で登場した
これがのちの、魏のお家騒動につながっていきます。
曹叡が亡くなって曹芳の代になると、権力は曹爽へと移っていきます。
曹宇は中央から追われました。
耐えかねた曹髦は司馬昭を討ち取ろうとしますが、返り討ちにあって殺されます。
曹髦の次の天子が、曹宇の子の
しかしもはや就任当初から司馬昭の傀儡でしかありませんでした。
司馬昭が亡くなると、子の
曹奐は泣く泣く帝位をゆずり、陳留王に格下げされました。
こうして魏は滅亡し、晋が興ったのです。
ちなみに曹宇がいつ亡くなったかは不明ですが、めだたないように生きていたので、ひどい死に方はしなかったのではないかと思われます。
その子の曹奐も、帝位を追われたとはいえ、殺されることなく鄴で暮らしていたようです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます