復帰⑦

 バディを手に入れ、【ギラバニア山岳地帯】へとテレポで移動する。


 【ワークラタ】を追い、指定ポイントに移動するついでにFATEで1デス、ちょっと心が折れそうにもなるも、クエストの指定ポイントに到着。


 フルボイスのイベントシーンを見つつ、良いパンチ打ってるな〜と感心する。


 善も悪も、弱者も強者も、それぞれに背景と人生観を感じさせるシーンがとてもうまく作られている反面、長いシリーズの中でこういうシーンあったなぁ〜 って感じのお決まりパターンにも感じる。

 いや……これは私が物書きとして活動しているから、斜に見てしまうのかもしれないが。


 【アラガーナ】に戻り、ここの村長である【ラガンフリッド】のもとへ。


 きつい属州税に虐げられる環境、それでも解放軍には協力できないと言われ、【リセ】が飛び出していく。


 RPGにおいて強い勢力に虐げられる弱者を助ける構図は定番中の定番。だがしかし、どんな状況下に追いても小さな光がある。

 【リセ】の故郷へやって来て垣間見たパンドラの箱の中には、やはり希望の光が隠れていたんだねぇ。




 そして目に入ったFATEに侵入するも、チョコボとタレットでタコ殴りにするも、やはりFATE環境下だと複数リンクして私に攻撃が集中する……。

 上手くビショップの範囲攻撃に巻き込めればなんとかなったりもするが、ここは操作に慣れるしかないのかなぁ。


 その後はサブクエストを消化していくわけだが、【悪食な山賊たち】でポップした【ジャイアント・グリズリー】のデカさに思わず声が出た。


「でけぇ……」


 じゅうよんちゃんに復帰して出会った、最も魅力的なMOBだったかもわからんね……。


 アバターの身長の二倍はあろうかと言う巨体とシンプルな熊の造形は結構な迫力があったわ。

 どこかで見かけたモルボル系のMOBも相当に気持ち悪かったけど、シンプルな造形に感じるモンスター感はやっぱ良いね。


 そして一度死んだ経験のあるFATEがまた出現していた。


 大きなモス型の飛行MOBが二体出てくるのを倒し続けるFATEなのだが、前回は二体同時に相手をし続けてHPがもたなかっった。


 今回はFATEの範囲ギリギリで戦い、常に一対一(タレットとチョコボ付き)の状況を作りつつ、もう一体は他所を向いていてリンクしない状態を維持するように動いた。

 もちろん連戦でキツくなれば、一旦距離をとってFATE範囲外で休息——からの仕切り直し。


 これで問題なくソロ(ソロじゃない)クリアすることが出来た。


 慎重な立ち回りでいけばFATEも問題なくなって来たが、ここで別の問題が発生。


 慎重に動かしていると————眠くなる。



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