20180922

 最近は寒い日が増えてきて、風邪を引いてしまいそうである。天気も良い日が続かなく少し悲しい。

 先週の連休に家族と長崎に住んでいる祖母に会いに行った。祖父は10年ほど前に亡くなっており、それから祖母は一人暮らしをしている。2~3年前までは毎年夏休みに帰っては、毎回元気な姿を見せてくれていた。ただ、家族全員が同時に時間を取ることも難しくなってしまいしばらく会っていなかった。前回会った時は、少し耳が遠くなってはいたが、町内の催しに出かけたりと元気にしていた。それからしばらくして物忘れが多くなり、認知症ではないかというのを家族が話していた。もしかしたら会えなくなる日も近いのではないかということで、今回会いに行った次第である。「長崎は今日も雨だった」と有名な歌にあるがよく晴れており暑いぐらいだった。行く直前に傘を無くしてしまったが使わずに済んだ。前に見た祖母は、髪をしっかり染め、パーマをかけてお洒落をしていて、またはっきりとモノを言うようなタフな人であった。耳が遠くなってから少し元気がなくなった気がする。周りと話が噛み合わないことが恐らくストレスになっていたのだろう。その後足も怪我してしまった。長崎は坂が多い。足も悪くなってしまい流石に一人では暮らしていけないので、それから老人ホームに入った。そんな祖母を久しぶりに見た。

 施設に着いて玄関をくぐると、すぐ目の前にテーブルがあり、何人かのお年寄りが座ってテレビを見ていたりボーッとしていた。始めは分からなかった。あまりの変わりように。髪はすべて白くなり、パーマもしていなかった。背も少し縮んだ気がする。元気ではあるが静かになって覇気が無くなっている。自分の中のその人のイメージから変わってしまうともはや別人ではないかと言うような気さえ感じてしまう。その人はもうどこにも居なくなってしまったのか、もう会うことも叶わないのだろうか、そんな気持ちを抱いた。認知症にもなりかけているのであろう、同じ言葉や質問を何度もするようになった。少し想像してしまう。どんな気持ちなのだろう。どんなことを考えているのであろう。記憶力が落ちて、同じことを繰り返すようになって、生きているのだろうか。結局、本当に最後に会えたのは随分前になってしまったのだろう。

 ちゃんと書きたいことが書けたのかよくわからないけど、この辺で終わりにしよう。もっと自由に書けるようになりたい。

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