第6話 まいっちんぐだなんて言わないで。それが大人のイイ所~♪


 どうも今晩は。ふわとろ太尉こと中村五円玉です。


 そう言えば、カクヨムでフォローされているオズ研究所さんのコメントに、

【プレデター】

 に関しての内容があったので、何となく前から見たかった新作映画『ザ・プレデター』を映画館に見に行って来ました。

 内容については書けませんが、一言感想を言っておきますと、

「全体的にイカレてる作品だな」

 って印象を受けました。そういう造りを意識した作品だということです。正直、個人的には面白かったです。


 勿論、深い内容の映画ではないので、頭空っぽにして楽しむ映画だと思います。確かR15指定だったかな。それなりにエグいシーンも沢山ありましたね。


 それに、

「ん?」

 ってなる部分もある事はあるのだけど、個人的には娯楽として見て損はないと思いました。


 ☆☆☆


 それでですね。


 前回に予告した、

【人間としての色気】

 を、超個人的に語ろうかと思います。


 僕が、そういうのを意識したのは、まだ若かりし頃に出会ったとある女性でした。(※いかがわしい意味ではなくて、その人の家に遊びに連れていかれただけです)


 その人は、ある人の内縁の妻だという触れ込みで紹介された女性なのですが、この人、凄いフェロモン全開の方なのです。

 見た目は顔立ちの整った割と普通目の美人といった感じなのですが、全く化粧っけも無いのにも関わらず、その滲み出る優しさや包容力、母性、女としての色気が何とも言えないぐらい立ち込めていたのを覚えています。

「こ、こんな人が実在するんだ……」

 まだ、二十歳前後の青二才だった頃の僕には、到底及びもつかない底知れぬ魅力を持った人だと感じたのをありありと思い起こさせます。


 あらゆる人と様々な形で出会うわけですが、都会という所は人を成長させるには持って来いの場所だと今でも思います。

 そこでいつも感じるのは、その個人がもつ【うつわ】が醸し出す包容力が、何と言っても魅力の根源ではないかと思います。


 ☆★★


 僕が書いている【ヴェルデムンド・クロニクル】の主人公の名前は羽間正太郎くんですが、その正太郎の名前の元は、池波正太郎先生、石ノ森章太郎先生、そして鉄人28号の主人公金田正太郎くん辺りから影響を受けています。


 その中でも、池波正太郎先生の作品を好きになったのは、やはり35歳を過ぎた頃。

 あの作品は、そのぐらいの年齢にならないと本当の良さが伝わらない作品だと思っています。


 池波作品群に登場する、鬼平こと長谷川平蔵。仕掛け人こと藤枝梅安。そして大先生こと秋山小兵衛。それを取り巻く人々それぞれが、人間臭くていい意味で枯れていて魅力的なんです。


 その人間的色気たるやを意識するようになったのは、やはり池波作品なんですよね。


 勿論、僕らの子供頃から見ていたドラマやアニメはみな人間臭かった。

 どちらかと言えば、現実の人々の方が【シラケムード】とかの言葉があったように、機械的な印象が子供の自分にはあったような気がするんです。


 今の団塊の世代の人たちは、僕の子供の頃の印象で言うと全体主義的でロボットのように頭の固い人が大半を占めていた印象があります。


 誰かが右を向いたら右。左を向いたら左。そんな感じ。


 ☆★☆


 それが良いか悪いかは別として、包容力が色気を生むというキーワードは何故かあの頃は無縁だったような。

 だから、サブカルチャーはカウンターテイストとして、

【より人間臭いキャラクター】

 を世に知らしめていたのではないのかと思っています。


 あくまでもこれは個人的感想と意見なのですがね。


 つづく



 

 

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