(38)星空温泉

 BGMは、坂本九で「見上げてごらん夜の星を」です。

 https://youtu.be/cAH8g9o53g0



 温泉地って都会から離れた山奥とか海辺のイメージがあります。満天の星空を見ながらの露天の温泉は最高ですね。


 お次は、天体観測が大好きな大臣さんからのお便りです。




《温泉 その4》高湯温泉(福島県福島市)


【お便り】大臣さんより

温泉ですかー、小学生の頃に行ったっきり、行ってないですね……。あ、でも夏合宿で行くステラポートというユースホステルの近くに、温泉があったはずです。でも、なんか硫黄の濃度か何かで、銭湯ではなく、なんか全然別のものの判定なんですよね



『すみ』

 吾妻山麓にある高湯温泉は、白く濁った特徴のある硫黄泉(含硫黄-アルミニウム・カルシウム硫酸塩温泉)。歴史のある湯治場だそうです。

 明治の文人、斎藤茂吉も泊まってたとか。


 私は、人生で3度も磐梯吾妻スカイラインを通ってるのに、残念ながら一度も入った事が無いんです。知らなかったよー、そんな温泉があるなんて!


 因みに「ステラポート」というユースホステルは、星空を眺め望遠鏡を覗いて楽しむ「観望会」をやっておられるそうです。そのぐらい綺麗な星空を見るのに適した環境なんでしょうね。




《温泉 その5》内牧温泉(熊本県阿蘇市)


 夏の家族旅行で九州に行った時に泊まりました。阿蘇内牧温泉とも言い、阿蘇温泉郷の一つです。夏目漱石や種田山頭火、与謝野鉄幹、与謝野晶子なども訪れていたそうです。


 阿蘇の温泉には独身時代にも行った事があるんですが、家族旅行という事で内牧温泉(含石膏芒硝泉)を選びました。

 その理由は、内牧温泉から10kmほど車で山へ登ると、阿蘇の北外輪山の最高峰である大観峰(標高936m)の展望所からの星空の眺めがいいからです。

 丁度ペルセウス座流星群の「極大の日(出現数が一番多い日)」と重なってたんで、子どもや嫁さんに綺麗な流れ星をたくさん見せてやりたかったんです。


 その内牧温泉は80以上の源泉があり、たくさんの宿泊施設があります。共同浴場もたくさんありました。

 所謂「温泉郷」みたいな感じではなく、田園地帯の城下町の中に点々と存在してます。私達が泊まった旅館の周りも普通の住宅街でした。


 それでも流石は活火山近くの温泉です。お湯は凄く良かったと覚えています。何度も入りました。露天風呂も素敵で、お湯に浸かりながらの星空の眺めは良かったです。


 さて温泉も浸かり、夕飯も食べた後に大観峰へ行きました。駐車場には深夜にも関わらず沢山の車が停まってます。夏ですが防寒着を着て、ウレタンマットを持って適当な所に寝っ転がって星を観察しました。

 ところが山の天気は変わりやすいので、次第に雲が出てきました。それでも雲の隙間から見える漆黒の夜空の星は綺麗でしたが、残念ながら流れ星は数個しか観測できませんでした。


 冷え切った身体は、帰ってまた温泉で温めます。ほんとにいいお湯でした。

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