幼少期のうさぎ
昔、飼っていたうさぎのことを今でも時々思い出す。
当時保育園に通っていた僕は、父と母にねだって1羽のうさぎを買ってもらった。僕は「ぴょんきち」と名付けて沢山可愛がった。
ぴょんきちが家にやってきて半年がたった頃、ケージの掃除をする時に、部屋のドアを開けっ放しにして掃除をしてしまった。
目を離した隙にぴょんきちは外に出てしまっていた。気がついて慌てて外に出てみたが、そこにあったのはぴょんきちだったものの、残骸だった。
母と一緒に、庭の木下にぴょんきちだったものを埋めて、供養の真似事をした。
その日はずっと母の胸の中で泣いた。
それ以来生き物を飼うことがなかった。
ぴょんきちが許してくれるとも思えなかったし、ああいう思いは二度とゴメンだと思っているからだ。
でも、生き物が、とても大好きだという気持ちは今でも変わりない。
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