6章 おつかい

 きしがひめさまをたすけてからななねんのこと。


 きしとひめさまは、ちかくのまちにおつかいにいっておりました。


「さあ、ここがまちだ。どうだ、たのしいだろう?」


「はい!」


 はじめていったまちに、ひめさまはわらっておりました。


 そしてきしといっしょに、いろいろなものをかいました。



 けれどそこには、おうさまのめいれいをきいたへいたいがいたのです。


「あれは……」


「まちがいない。ひめさまだ!」


 へいたいたちは、きしとひめさまのあとをつけていきました。

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