その3
幼稚園でのことでした。
いつもは皆と鬼ごっこしたり遊具で遊んだりしていたけど、その日はたまたま一人で遊具が密集しているところの隅っこの方にいた……と思います。(場所は記憶が曖昧です)
なんの遊びをしてたかは覚えてませんが、とにかく一人でいたのは記憶に残ってます。
「おねーちゃん、どーしたの?」
雑草の中に座っている髪の長いおねーちゃんに声をかけた。
びくっっっ!!と肩をゆらしてこっちを向いた。
「私が見えるの?」
「…?うん」
「私に話しかけないで!!」
叫んだ瞬間どこかへ消えた。
そのときあっと気付いた。
「お腹から下がない……」
幽霊だった。
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