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文芸部女子部長
「顧問の先生から
『文芸部の部室として図書準備室を使わせてあげているんだから、図書室の利用を増やすアイデアを出しなさい』
って言われたのよ〜。なんかいい案ないかしら〜?」
男子部員A
「受付や本の整理をやらされている身としては暇な方がいいけどな〜」
女子部員A
「はやりのラノベを置くのも予算があるし〜かといって漫画をおくのもね〜」
女子部員B
「いっそBLを置いたらどうかしら?」
男子部員B
「(メガネクイッ)利用者を増やすには図書室のシステムそのものを変える必要がある。以前から暖めていたアイデアがあるんだが、みんな協力してくれるか?」
男子部員C
「なんだってやるぜ。このままじゃ追い出されそうだからな」
―― 後日 ――
メイド女子部員A
「いらっしゃいませ利用者様! 本日のおすすめは○○先生著、『バズる 炎上 トレンド入り』です!」
メイド女子部員B
「ご返却ありがとうございま~す。あと三冊お読みになられますと、『萌え萌えハートダンス』を披露しますので頑張ってくださ〜い」
執事男子部員A
「(片膝をつきながら)今宵、貴女様にはこの本をおすすめいたします。ページをめくるたびに、貴女様をめくるめく幻想の世界へと連れて行ってくれるでしょう」
黒服男子部員B
『本日は~○○高校図書室へのご入室~誠にありがとうございます。ただ今よりサービスタイム『新書紹介活劇』が始まります。本日の演目は先日入荷した△□先生著、『愛と錯綜とポリフェノール』。演じますのは我が文芸部部長と男子部員C! どうか皆様指を止め、お目休めにご覧ください!』
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