2:30

1:51の続き


名探偵(学園のアイドル)

「助手君、事件よ! 私の消しゴムが何者かに誘拐されたわ!」


助手(他称)

「あの、あそこに落ちているのがそうなんじゃ?」


― ※ ―


名探偵(自称)

「助手君、由々しき事態よ! シャープの芯が……」


助手(まんざらでもない)

「僕のを少しあげますよ」


― お昼休み ―


迷探偵

「じょ、助手君……裁判に必要な証拠品が……」


助手

「二限の休み時間にお父……マスターから校門に呼び出されまして、証拠品お弁当を……」


迷探偵(ヘタレ)

「なんでその時に渡さないのよ!?」


助手(勝ち誇り)

「マスターから

『探偵たる者、証拠品は最後の最後に颯爽と出すように』

と教わりましたから」

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