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A「推理小説って、もうネタを出し尽くした感があるわね。探偵が犯人、作者が犯人、読者が犯人。あとはもう神様ぐらいしかいないんじゃない?」
B「それよ!」
― 事件のあったリゾート島 ―
警部
「……まさか名探偵と
部下
「この事件はいったいどういう結末を迎えるのでしょうか?」
― あの世 ―
ミスターZ
「神様、犯人は貴方です! 落雷を落とし、この島の伝説の大型鳥、エピオルニスの排卵を誘発させ、昼寝をしていた被害者の頭上に直径30センチ近くの卵を落としたのです!」
神様
「よくぞ見破った。あ奴は悪魔の化身だったからな。ところで名探偵ミスターZよ。君を殺した犯人を知りたくはないのかね?」
ミスターZ
「それは自分で推理します。何せ時間はたっぷりとありますから。自分を殺した犯人を推理するのは、どんな伝説上の名探偵でもやったことはないですから、推理のし甲斐がありますよ」
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