1:51

(1:50の続き)


「失礼します。アスパラガスのベーコン巻きです」

彼女のパ……ダンディなマスターの手から差し出される場違いな料理


「あの……注文していませんが?」

「サービスですよ。”助手殿”」


カウンターに戻るマスターを見送ってから、恐る恐る彼女に尋ねた。

「えっと……”嫌われた”のかな?」


「さぁどうかしら? でも、その『答え』が出るあたり、とりあえず助手としては合格ね」

彼女は意地悪な笑みで僕をからかった


僕としては”応援”してくれていると思いたいが、前途多難である


(完)


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