たいくつ

@miomaru

第1話

隣にはお気に入りの女優。

目の前には崖があり、僕は彼女を抱き抱えて飛び降りた。

背中に白く輝く翼を持っているのに羽ばたかせ方を知らない。

やばいっ。


「おはよぉ」

僕の朝はしょうもない夢から始まる。

母親が作った冷めかけの味噌汁をすすり黄身までしっかりと火の通った目玉焼きを食べ飲むヨーグルトを一口飲んでから家を出る。

いつもと同じ。

なんか面白い事でも起こらないだろうか。

たいくつだ。

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