第13話 日常

ー宮廷ー


右大臣とカムラは、皇帝と皇后の洗脳魔法を解いた。重罪をおかした、左大臣一家の罪を話し合っていた。


皇帝「すまなかった、私が頼りないせいで」


皇后「陛下は悪くありません」


カムラ「レイラは、少しずつ回復してますし、前を向きましょう」


カムラの一言で、話し合いが順調に進んでいった。皇帝ならびに皇后に洗脳魔法をかけた左大臣は、身分剥奪ならびに魔力剥奪、処刑、皇太子妃に危害を加えた、タムには、身分剥奪、魔力剥奪、ファナリス学院からの除籍、処刑という厳しい処分が下されそうになった。


タムラは、皇太子妃の救出に役に立ったとして、ファナリス学院の除籍だけで済んだ。


皇帝「決定だな」


役人「陛下」


皇帝が役人に罪状を伝えようとすると、部屋にレイラがやってきた。


カムラ「レイラ!!」


女官に支えられているが、少しだが動けるまで体力は回復したらしい。


レイラ「魔力剥奪と処刑は……免除に……」


カムラ「ダメだ、この国の皇太子妃を……」


レイラ「私は生きています」


イム「皇太子妃様は、罪人左大臣につきましては身分剥奪、タムに関しては、身分からならびにファナリス学院の除籍を希望されています」


右大臣「レイナ……皇太子妃様、それでよろしいのでしょうか?」


レイラ「私のわがままなのは、わかっています」


カムラ「国外追放にされてはいかがでしょうか?」


皇后「皇太子と、皇太子妃がこのようにいっていますので、陛下この件は」


皇帝「わかった、このようにしよう」


後日、左大臣一家の処分が言い渡された。


タム「レイ……皇太子妃様」


イム「皇太子妃様から離れろ」


レイラ「いいの、イム」


イム「ですが……」


レイラ「下がりなさい」


イム「はい、皇太子妃様」


タムとレイラは2人きりになった。


レイラ「異国でも頑張るのよ」


タム「皇太子妃様、処分が甘すぎるのでは……私は……」


レイラ「皇太子妃としての悩みを解決してくれたのはあなたなの、だからいいの」


タム「皇太子妃様……」


左大臣「タム行くぞ」


タム「はい、父上様」


左大臣一家は、異国の地へと旅立った。







  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る