第3話 レイラ婚約 そしてファナリスへ
ー宮廷ー
皇帝「右大臣」
右大臣「はい、陛下」
皇帝「今年中には婚約を進めたいがよいな?」
右大臣「はい、ありがとうございます」
皇帝「そなたの娘なら安心だ」
右大臣「もったいなきお言葉」
ークロナ家ー
レイラ「火魔法をもっと強く、」
大きい炎が出て来た
レイラ「いでよ、火焔ドラゴン」
レイラの前にドラゴンが現れる
レイラ「今日は疲れたドラゴン。」
ドラゴン「そうだな。練習したもんな。」
ドラゴンはレイラのペットである。ときどきレイラはドラゴンを炎で呼び出して話をしている。
レイラ「婚約したらこの家出ないといけないのね」
ドラゴン「皇太子の婚約者、皇太子妃だからな。しょうがないさ」
レイラ「皇太子様に側室ができたら?私見捨てられる。」
ドラゴン「大丈夫。レイラなら」
レイラ「皇太子妃は私には力不足。」
そんな話をレイラ専属執事であるイムが聞いていたとは誰もしらない。
イム「お嬢様。」
レイラ「二人のときはレイラでいいよ」
イム「ですが。」
レイラ「主人命令。」
イム「わかったよレイラ」
レイラ「イムはそれでいいの。それより何の用事?」
イム「若旦那様がお呼びです」
レイラ「お兄様が?」
イム「はい」
レイラ「わかったすぐいく」
レイの部屋
レイラ「失礼します。お兄様」
レイ「よく来たレイラ」
右大臣「そこへ」
レイラ「お父様も、ご用件をお尋ねしても?」
右大臣「ああ、陛下から婚約を今年中にと申し出があってな。」
レイラ「今年中ですか」
右大臣「何か不満か?」
レイラ「いえ、来年には高等部への進学も控えていますので、記念行事がたくさん増えるかと思い嬉しいです」
右大臣「そうか。次はレイだな」
レイ「ありがとうございます。」
レイ「次期ファナリスにレイラを推薦しようと思う」
レイラ「私をですか?」
レイ「そうだ。」
レイラ「ですが規定が」
レイ「家業に専念する為だ」
右大臣「レイはファナリス帝国の歴史を学び、右大臣になるべく私と宮廷へいくことに決めた」
右大臣「あと、皇女様との婚約もな」
レイ「来月には式を挙げさせていただきます」
レイラ「そうですか、おめでとうございます。」
レイ「ありがとう。レイラ」
右大臣「では、私は公務があるゆえ、失礼する」
レイ、レイラ「はい」
右大臣は去っていった
レイラ「お兄様、本当はめんどくさいからなのでは?」
レイ「バレた?」
レイラ「はい。」
妹には言い訳は通じない。そう改めて思ったレイであった。
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