僕の10日間
春レタ
第1話 1日目
「もうあと30日ももたないでしょう。」
お医者さんはそういった。
僕は聞いた。
「10日はもちますか?」
「あぁ、もつよ。」
「10日したら薬でお願いします。」
「両親と相談してから だが、検討しよう」
お医者さんのその言葉に安心して
僕は眠ってしまった。
目を覚ますと病室だった。
個室に一人ベットで寝ている僕が
窓に移るとてもいい眺めだ。
その日は夢を見た。
久しぶりの夢だったが
内容はさっぱり。
今日から始まる最後の10日間
いつ死んでも構わないと思っていたから
動揺はしていなかった。
これからなにしよう
そう考えていると一日が終わっていた。
窓に映る眺めはとてもきれいだった。
明日は両親が来る日だ。
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