キルシュピーゲル

黒井真(くろいまこと)

登場人物/舞台設定/梗概

■■■登場人物

雪風ゆきかぜ・リヒャルト・バッハ=

 オーストリアからやってきた特甲少年。14歳。転送開封後は、右手がアサルトライフルに。転送前のビジュアルは、ホスト風チャラ男。キレるとひとり漫談風長ゼリフで悪態をつく。

 機械の体になる前の記憶がない。実際は、8歳の時に瀕死の状態でなぞの女性によって病院に担ぎ込まれたのだが、その事情は一部病院関係者しか知らない。

 記憶がない分、自分に注ぎ込まれる知識・考えに疑いを抱きがち。それは彼にとって自分を拘束するもの、自由を奪うものであり、時として押し付けられることに強烈に反発する。


信濃しなの・ウィリアム・オレインブルグ=

 オーストリアからやってきた特甲少年。14歳。転送後は左手がスナイパーライフルに。転送前のビジュアルは英国青年。母親が英国人のため、返事は英国式に「Yes, sir(イェッサー)!」。いつも冷静で、三人の中では一番の知性派。

 父を事故で無くし、母親とともに彼女の故郷の英国へと渡る。が、祖父による信濃への虐待を見かねた母はオーストリアに舞い戻る。が、しつけと称して信濃への嗜虐的嗜好を満足させるようになっていた祖父は、二人を追いかけオーストリアへ。生活が苦しかった母子は再び祖父と同居するようになったが、9歳のときに信濃は屋敷の屋上から飛び降り自殺しようとする。結果、脊椎を損傷して子供工場<キンダーヴェルク>へ。


秋月あきづき・ベルンハルト・ドップラー=

 オーストリアからやってきた特甲少年。14歳。転送後は左手がアサルトライフルに。転送前のビジュアルはエッジの効いたパンク小僧。

 頭の弱い両親にスパルタ式全寮制学校「トミヅカ・ボートスクール」に放り込まれ、罵倒/身体的暴力/面前暴力/動物への加虐等々の虐待を受ける。そこでのボート事故により、手足を失い、子供工場<キンダーヴェルク>へ。

 オルタナティブ・ロックと日本のサブカルチャーが好き。実は一番女の子に興味があるけれども、素直に口に出すことができない。


■ハンス・リーツ=

 LPB(リヒテンシュタイン・ポリツァイ・バタリオン)所属の通信士兼特甲少年達の訓練教官。から後に副隊長へ昇格。


■アドルフ・ノルトハイム=

 国家警察新設ユニット・LPB(リヒテンシュタイン・ポリツァイ・バタリオン)隊長。リヒテンシュタイン共和国国家警察出身。



■■■舞台設定

 シュピーゲル・シリーズと同時代の、リヒテンシュタイン共和国(リヒテンシュタイン公国ではなく、あくまで架空の国)が舞台です。

 同じドイツ語圏の、租税回避地タックス・ヘイブン金満リッチな小国に、されてきた特甲達と、国家警察内に新たに作られた組織・LPB(リヒテンシュタイン・ポリツァイ・バタリオン)と、銀行強盗どものお話です。



■■■梗概

 租税回避地タックス・ヘイブン金満リッチな小国・リヒテンシュタイン共和国―――自前の軍隊を持たないこの国は、武装銀行強盗に対抗するためミリオポリスから特甲少年をし、新たにLPB(リヒテンシュタイン・ポリツァイ・バタリオン)を創設した。

 雪風・リヒャルト・バッハは、キレると怖いが普段は無邪気なチャラ男キャラ。信濃・ウィリアム・オレインブルグは無口な英国青年の趣。秋月・ベルンハルト・ドップラーはちょいエロのパンク少年。

 可能性未知数、警察との連携不十分、装備・人材とも不十分、各種不確定要素多数――での実戦形式での訓練を開始しようとしたまさにその時、市街地の銀行が実際に襲撃される。

 スイス軍の支援を待ってはいられないという本部の判断により、初めての実戦を経験する特甲少年<艦隊フロッテ>たち。

 経験不足/知識不足/敵の想定外の重装備/恐怖――結果は、犯人には逃げられ、雪風、信濃は大怪我を負うという惨憺たるものとなった――。

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