恋愛編2、遅すぎたスタート

恋愛編第二の刺客は、バイオリニストの澤村貞子。ただ、彼女は子を身篭っていたのは、蘭は知らなかったようてす。彼女を使って水穂をなんとかしようと躍起になる蘭ですが、なかなかうまく行きません。更に彼女は、蘭の妻アリスの初のクライエントにまでなり、、、。

現在、少子化が話題になっていますが、ある精神科の先生の本をよんで、日本は、育児を嫌がる国になった、という文書がありまして、このお話を書きました。まあ、蘭との結びつきは少し弱いですが、産まれてくる子供への嫌悪感や、福祉局が子供を勝手に取るなど、現代の人がよく思う心情などを書いたつもりです。親が子供を疎ましく思うのは、昔であればありえない話でしたが、現在であれば、誰でもあり得る話ですよね。それに、澤村のような、高名な人であれば一層のことでしょう。そんな彼女を、福祉局が目をつけていてもおかしくはないでしょう。

多分、澤村のような心情に陥るのは、子供ができたのを、うんと喜んでくれる人、思いっきり応援してくれるひと、そういう存在がないのも原因だと思います。ひとりぼっちではなく、誰かが育児を共有してくれれば、育児を嫌がることもないような。それはやっぱり、人間は一人では生きていかれない。そこを忘れては行けないと思うのです。果たして、澤村が無事に母親としての遅すぎたスタートを切れるのでしょうか?それは、本文を見てみてね。

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