>それは早計です。蛙のようなものです。え、何ですか。いや違います。そういうことではありません。
この箇所、最高ですね。そうですか、私、蛙みたいでしたか。
カフカの「父の気がかり」に登場するオドラデクのように、「読めば読むほど訳が分からなく生き物」かと思いながら読んだのですが、半分あたりで半分はずれでした。うふうふうふ。うふふふふ。
作者からの返信
ありがとうございます。あのオドラデク、父の気がかりは、形状といいその佇まいといい、大好きな作品というか存在です。カフカは他には読めていないので俄読者ではあるのですが…
あれほどの意味性からの逸脱と孤高にはとてもとても近づけませんけれども、得体の知れない生き物のような何かを描けて楽しかったです。
への応援コメント
悲しいより楽しい、楽しいより、…確かに怖いです。特に最後にかけて、やりとりが少しずつ崩れるようになるのが…(でも間違いなく楽しいです)
言葉のリズムと遊びが面白く、勢いよく読み切れました。
作者からの返信
ありがとうございます。壊れていく或いは崩れていく一人称というのを大変魅力的に感じていまして、芽や葉が正しく生えずにそこから湧く言霊も変な形に歪んでいるような「語り」をする小説が好きなのです。
描いてみるとなかなかそこまで上手くはいきませんけれど、それでもこのリズムを誉めて頂けて嬉しいです。