ドバイの暑い日

第1話ドバイの暑い日

《ドバイの暑い夜》

ここはドバイ。

そのカジノ王は超高層ホテルの最上階にいた。

名をベネティクトという。

その男は悩んでいた。実は商売仇が彼の命を狙っているのだ。

商売敵は一流の殺し屋に依頼するらしい。

室内の電話が鳴る、情報が入った、殺し屋の名は、ゴルゴ13。

「何とかしなければ・・・」

ベネティクトはスマホを手にすると

「ラングレーまで頼む・・・」と呟いた。

ここはマイアミ、ある男がビーチで肌を焼いていた。

男の名はイーサン・ハント、IMFの工作員だ。

今、ラングレーにいる恋人のルーシーから極秘の内部情報を得た。

どうやらIMFがゴルゴ13の狙撃阻止を俺にやらせるらしい。

「勘弁してくれよ」イーサン・ハントは呟いた。

あんなモンスターの仕事の邪魔なんてしてみろ

こっちの命がなくなっちまう・・・

「何とかしなければ・・・」

彼はスマホをとりだした。

「ハロー、ダニーかい？」

ロスのカフェでカプチーノを飲んでる男の名は

ダニー・オーシャン。

ダニーはイーサンからの電話を受けてしまった。

「全くイーサンの奴、IMFからの指令テープを盗んでくれって・・・」

「面倒なこと言ってきやがって・・・」

ダニーはそう呟いた。

しかしハントには借りがある。

ダニーは早速メンバーを集めた。オーシャンズ11である。

3日後、まるで映画のような見事さで、あの時代遅れのテープ

「このテープは自動的に消滅する・・・」っていうテープをオーシャンズ11は盗んだ。

イーサンに知らせると「サンキューダニー、お陰で命が助かったよ(笑)」

と言った。

しばらくして、ダニーにベネティクトから電話が来た。

「やあー、久しぶりだな」

彼はご機嫌だった。

「実は最近ゴルゴ13に狙われそうになってな、ラングレーを通して依頼を阻止してもらったんだ(笑)、あのミッションインポッシブルで有名なイーサン・ハントが動くそうからもう安心だ。

どうだ、今夜一杯やらないか、今お前のすぐ上空のヘリに！ウワァ！・・・」

ダニーが上空を見上げると、一機のヘリが海に墜落していった。

ダニーはスマホを切ると「悪いことをしたな・・・」と呟いた。