ワンセコンドメモリー

時計がチクタクと針を走らせる。

その1秒1秒と止まらぬオービタルが僕という存在は

確かにこの世界に息づいていることを教える。

毎日は朝日とともに開演、夜更けとともに終幕。

皆が寝静まるあの時間にも、月は夜空を照らしているなんて

誰が証明できるのか。

僕も君も、彼も彼女も、

自分の時間に生きるのだから。

自分の世界に生きるのだから。


でも僕ら、喜び、怒り、哀しみ、、世界中の芸術家だって知り得ない

幾千もの色彩の想いの中で生きてるんだ。


一人だなんて言わないで。

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