色眼鏡をかけた僕等

らくがき烏

朝日の詩

 眼前は燦然たる田園

 朝露に煌めく無数の緑のダイヤモンド、

 星明りでは消して光らず。

 朝帰りのバカを今日も平等に太陽が照らした。

 広がるは場末の交響曲 夜のプロパガンダの喧騒は凪いで。

 生きとし生けるもののミクロジャングルでは、

 コンクリートに潜れなかったモグラには

 綺麗な花が咲いていたよ。

 僕の背に張り付いている影は歓楽街のネオンで

 七変化して大騒ぎ

 早朝の陽射しの前では自我を閉ざして。

 

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