不登校

私は中学二年生という、人生で一番と言ってもいいほど繊細な時期に不登校になった。私の今のような暗くて人間不信な性格の発端だと思う。


家族には、人を見下すことしか知らない父や、IQが高いせいで障がい持ちとして認定されない自閉症を持つ兄、そしてそれらおかげで病気になりかけた母。中学二年生の頃の通っていた女子校では、陰湿ないじめが多々あり、私もいじめを受けた。学校の環境も家庭環境もとても悪かった。




今の社会では、不登校の対策はあまり行われていなくて、やっていても目立つことはしていない。「クラスの担任を信用できるようにさせることが大事」というが、そんな政府の方針とは真逆で、私の通っていた女子校では「自分の評価が下がるから、頼むから学校に来てくれ」という理解できないお願いをされたりした。私が転校すると言った時も、あからさまに嫌な顔をされた。

公立はわからないが、少なくとも私の通っていた私立中学では、生徒のことを本当に思っていた先生はいないだろう。みんな学校と自分の評価で頭が一杯だった。


だからこそ、私は簡単に人を信じなくなった。私と気が合わなさそうな人には近づかないことにした。

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