窮屈な世の中で生きる。

中井若葉

社会不適合者

私のような人間は、社会不適合者というのだろうか。

社会不適合者には、思い込みが激しかったり人間不信でコミュニケーションが苦手という意味があり、それは私のことを言うのかもしれない。

私はこんな自分が大嫌いだ。


今年の春、私は進学して都内の私立に入学した。今時の言葉で言うと、カーストの三軍に位置する人間である。私はさっき話したように、思い込みが激しく、コミュニケーションもできないような人間である。

それは恐らく、二年前のある事件がきっかけだろう。

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