静かな森にひっそりと暮らす画家は、何となくの成り行きで小鳥を飼うことになった。一人ではない生活に少しずつ楽しみを感じていた頃、小鳥は籠から逃げて何処かへ消えてしまった。その後、小鳥は魔法をかけられ姿を変えて戻ってきた。不思議な二人暮らしの中で、互いを思いやるあまりに、苦しみを隠す心が丁寧に描かれています。本当の幸せとは。何気ないラストシーンが涙を誘います。
画家の老人は、逃がしてしまったインコの帰りを待っていた。そこに現れたのは……。読後、切なくも心暖かくなるお話でした。おじいちゃんとピュートが、末永く幸せでありますように。魔女も、映像が目に浮かぶようで素敵でした。