何やら厄介な事になっておるようじゃの
つまり、卑弥呼様を呼び出せ……ってことだよね!?
なので要するに、今すぐアレをしろ……ってことだよね!?
とほほほほ。――
そりゃまあ、女のコだって当然アレします(汗) あたしだってフツーの、心身共に健全な女子大生なわけでして、勿論コソっとアレすることもございますですわよ。今更否定はしません。……ってかあたしの場合、雄治にも絶対ナイショだけど、ほぼ毎日しちゃってます(恥)
でもね、幾ら彼氏とはいえ、
あたしは唇を噛み恨みがましい目で雄治をみつめるが、羞恥の方が勝り、すぐにその目を伏せた。雄治は人差し指で、そっとあたしの顎を軽く引き寄せ、あたしの唇に自分の唇を重ねる。
雄治って男は、ずんぐりむっくりの冴えない風貌の癖に、こういう時の振る舞いはベテランプレイボーイ的にキマってるんだよね。何かムカツク。――
暫く久々のキスを堪能していたが、やがて雄治は唇を離し、
「紗耶香の喘ぎ声はデカいからなあ……」
とニヤニヤしながらあたしを見つめ、立ち上がる。それからCDラックの前で少々考え込んだ後、一枚のCDを取り出してオーディオにセットした。
スピーカーから流れてきたのは、ブルックナー三番第一稿のアダージョである。雄治はリモコンを操作し、こころもちボリュームを上げる。
「よし。こイやったら紗耶香の喘ぎ声も誤魔化せるやろ」
準備万端……とばかり、再びあたしの横に座った。あたしは頬を膨らまし、雄治の太ももを引っ叩く。
雄治はニヤっとあたしに笑いかけつつ、再び唇を重ねてきた。ひと月近くご無沙汰だったし、濃厚なキスをしながらあ~んなコトとかこ~んなコトをされていると、たちまちあたしの「やる気スイッチ」はオンに。……
ジーンズを脱がされ、あっという間にパ○ツを膝まで下ろされた。
「さあ、準備OKやぞ」
言われるまでもなく、あたしの紗耶香ちゃん(笑)は既にびっちょんこ状態。大雨洪水警報発令中。いやんっ、緊急速報メールが一斉配信されちゃいそう(焦) 覚悟を決め、あたしはあそことかアソコを自らアレコレし始める。
「色々勉強になるなあ」
なんて言いながら、雄治はわざと、あたしの指使いをかぶりつきで熱心に眺めているの。ったく、猛烈に恥ずかしいんですけど(涙目)
羞恥心を煽られ興奮つつ、あたしはすぐにアレアレ~な状態に達してしまった。途端、傍らに卑弥呼様登場。あたしはささっとティッシュで後始末をし、パン○をずり上げソファーに座り直した。
「……」
卑弥呼様は腕を組み、渋い
「
雄治がそう声をかけると、卑弥呼様は、
「うむ。何やら厄介な事になっておるようじゃの」
と言い、大きな溜息をついた。
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