身代わり男装令嬢の憂鬱

蒼月

登場人物

※ネタバレを含みますので気を付けて下さい。





━━━ 高校一年生編からの登場人物 ━━━






早崎 詩音(響) 高校一年生




 突然双子の兄(響)が姿をくらませたせいで、兄の身代わりとして男の振りをしながら星蘭学園と言う高校に入学する。


 両親が絶世の美男美女なので、その子供である詩音も美少女なのだが、幼い頃から美形の両親を見続けていた為自分が美少女だと言う自覚無し。


 さらにそれは他人に対しても同じで、両親程の美形で無いと特に何とも思わない。


 勉強も運動も何でも出来る才色兼備で、国内トップクラスの大手楽器製造販売会社の社長令嬢。


 特技(?)である笑顔・・・通称『天然スマイルキラー』をすると、老若男女問わずその笑顔に魅了される。ただし本人にその効力の自覚無し。






高円寺 雅也 高校二年生




 生徒会長。国内トップクラスである大財閥の御曹司。


 容姿端麗で文武両道。その甘いマスクで、男も女も虜にされる者が続出中。


 生徒会長選で全生徒の票を全て得た伝説の人である。






桐林 豊 高校二年生




 副会長。最大手企業桐林グループの御曹司。


 成績優秀で全国模試はいつも上位に名前が上がっている。


 眼鏡を掛けあまり表情を変えないクールな美形。その雰囲気からなかなか人が近寄らないのだが、遠巻きで見ながら憧れるている女子は多い。


 すでに会社を一社任され経営者となっている。


 高円寺家とは家族ぐるみで付き合いがあり、本人同士幼馴染みの関係。






藤堂 健司 高校二年生




 書記。古くから代々続く旧華一族の御曹司。


 美丈夫で運動能力抜群。特に剣道の腕前は師範代クラス。


 いつも爽やかな笑顔で、誰とでも気さくに話すので男女共に人気がある。






榊原 誠 高校二年生




 会計。世界的有名な老舗ファッションブランドの御曹司。


 童顔な顔立ちで笑顔が可愛らしい美少年。自分の家のファッションモデルをしている。


 愛くるしい見た目で学園のアイドルのような存在。


 実は計算能力に長けている。






三浦 章太 高校一年生




 詩音が一年生の時のクラス委員長。生徒会にも入っている。


 学力試験で一位を取っている秀才で眼鏡を掛けている。


 一年生の時、ある男子生徒からいじめを受けていた時に詩音に助けられ、それから詩音と仲良くなり一番の友達となった。






早崎 奏一 42歳




 早崎楽器グループの代表取締役社長。詩音と響の父親。


 絶世の美男なので、結婚して子供がいるのにそれでも言い寄ってくる女の人が後を絶たないが、基本的に妻一筋なので全く取り合っていない。


 敏腕社長だが家族が一緒にいる時間を大事にする優しい人なので、都会暮らしを嫌い自然に囲まれた所に家を建ててのんびりとした生活を皆で過ごしている。






早崎 咲子 40歳




 奏一の妻で詩音と響の母親。


 とても子供を二人産んでいるとは思えない若々しい絶世の美女で、奏一と結婚する前は沢山の男の人に結婚を申し込まれていたが、奏一と大恋愛の末結婚した。


 おっとりとした性格だが、実は影で常に夫の奏一をサポートしている出来た妻である。


 しかし様々な分野の人と交友があり、そして色々謎の多い女性でもある。






早崎 響 年齢は詩音と同じ




 詩音の双子の兄で早崎楽器グループの御曹司。美男美女の両親の間に生まれた美少年。


 天才肌で運動も勉強も難なくこなせてしまう。しかし、優しい父親とおっとりとした母親と自然豊かな土地柄のお陰か自由奔放な性格となる。






日下部 達哉 高校一年生




 生徒会に入っている。


 春に行った体力測定で、一年生の中で一番成績が良かった人物。テストの順位も生徒会に入れる程に上位。ちょっと口は悪いが、兄貴肌で面倒見が良く親しみやすい。






駒井 恭平 高校一年生




 生徒会に入っている。


 テストの順位がいつも委員長と僅差で2位。


 穏和な性格で、その優しい笑顔に癒される人が多い。






ハル 年齢不詳(見た目三十代ぐらい)




 端正な顔立ちの細身で長身の男性(?)。常にオネイ言葉で喋る。細身だが意外と鍛えており力が強い。


 世界的に有名なファッションデザイナー兼プロのカメラマン。


 榊原とは時々一緒に仕事をしている。


 美しいものが何よりも大好き。






松原 恵梨香 高校一年生




 詩音のクラスメイトの女子。


 初めての乗馬の授業で、乗った馬が暴走し詩音に助けられる。


 その時から詩音を、王子様のようだと秘かに慕う。


 いつも足立、菊池の三人で行動し、その中でリーダー的な存在。






足立 真由子 高校一年生




 体育祭のリレーに詩音と一緒に出場し、本番で失敗してしまったが詩音がそれをフォローして助けた。


 それ以降詩音を慕うようになった。






菊池 智美 高校一年生




 実家が老舗貸衣装屋の令嬢。


 学園祭の時に、クラスの出し物で使用する衣装を提供した。






明石 剛士 高校一年生




 三浦を苛めている時に詩音に見付かり、その流れで勝負をする事となったが結局詩音に圧勝され、さらに詩音の『天然スマイルキラー』を直接食らい魅了された。






珠子 五十代




 早崎家に長年勤めているメイド頭。






ゆず 5歳




 学園祭で迷子になった子供。






シリウス




 詩音の愛馬である白馬。








━━━ 高校二年生編からの登場人物 ━━━






藤堂 健斗 高校一年生




 藤堂 健司の弟。兄とよく似た顔立ちをしているが背が低く小柄な少年。


 兄を敬愛しており、その兄が最近興味を示している詩音に嫉妬し目の敵にしている。






藤原 カルロス(カル) 高校二年生




 代々続く大富豪であり音楽家一家の御曹司。


 早崎 奏一とカルロスの父親が古くからの友人だった為、昔から家族ぐるみで付き合いがあった。


 詩音と響とは同い年だった事で、小さい頃からよく一緒に遊んでいた幼馴染みである。


 家族全員音楽の才能があったが、特にカルロスはヴァイオリンの才能が天才的だった為、今ではプロとなり世界中で活躍している。


 超絶対音感の持ち主で、どんな小さな音も聞く事が出来る聴力の持ち主。






皇 隆哉 高校三年生




 しっかりと鍛え抜かれた体をした美丈夫。しかし、無表情で氷のように冷たい目をしている。


 東城高校の剣道部の主将で、剣道の腕前は藤堂 健司とほぼ互角。


 そして藤堂とは、中学まで一緒の学校で一緒の剣道部に所属していた。


 興味の無い人の名前は覚えない性格なのだが、一度興味を持って名前を覚えた人物にはしつこい程に関わっていこうとする。






神崎 美奈代 高校二年生




 ショートボブの髪型に厚手の眼鏡を掛けている。


 読書が趣味で、いつも一人で静かに本を読んでいる女生徒。


 実は父親が世界的に有名な映画監督で、神崎本人も将来父親のような大物映画監督になるのが夢であり、密かに脚本を書き貯めている。


 学園祭の出し物である劇の脚本担当。








━━━ 高校三年生編からの登場 ━━━






藤之宮 麗香 高校一年生




 透き通るような白い肌と腰まである艶やかな黒髪で、切れ長の目にぷっくりと愛らしい赤い唇の持ち主。


 基本的に無表情で、切れ長の目のせいでいつも不機嫌そうに見える。少々天の邪鬼な性格。


 父親が皇で兄が皇太子の皇族。


 父親と兄から受ける過度な程の溺愛にうんざりしているのと、皇族と言う立場や父親や兄にすり寄る為の口実にされる事に嫌気をさしている。その為、極力公の場に出ないようにしていた。






高円寺 道也(見た目40代後半)




 高円寺 雅也の父親。


 ショートカットの髪を後ろに撫で付けるように綺麗に整えてあり、その面立ちはキリッと引き締まった精悍な顔つきをしていたが、眼差しは優しい。






高円寺 杏華(見た目40代前半)




 高円寺 雅也の母親。


 肩までで切り揃えてある綺麗な黒髪がよく似合っていて、その顔立ちはとても美しく妖艶。


 藤之宮 麗香の母親と姉妹なだけあって、どことなく姪である麗香と面影が似ている。






高円寺 瞳也 5歳




 高円寺 雅也の年の離れた弟。


 サラサラの長めのショートカットの髪型。


 そして大きくクリクリとした目が印象的の、まるで天使のような美少年。


 基本的に人見知りで、家族や高円寺家で働く使用人以外には懐かない。


 しかし、何故か詩音にだけは一目で懐いた。






藤之宮 義貴 23歳




 藤之宮 麗香の兄。


 麗香と良く似た面差しで、艶やかな黒髪のショートヘアーに切れ長の目をした美青年。


 この国の皇太子であり、常に完璧に政務をこなしている非の打ち所が無い人物である。


 しかし妹である麗香を溺愛し過ぎて、ひとたび妹が関わると他の事などどうでも良くなってしまう困った性格の持ち主。






藤之宮 光秀 50歳




 藤之宮 麗香の父方の叔父。


 白髪混じりの髪に、丸々と太った体型をしている。


 いつも麗香に優しい言葉を掛け、とても人当たりの良い優しい叔父に見えるが実は自分優位的な考えの持ち主で、兄であり麗香の父親であるこの国の皇を妬み、自分こそが皇に相応しいはずだたとずっと思っていた。


 そうした思いもあり、自分の息子である藤之宮 光也を皇太子にしようと画策している。


 しかしその息子は、勉強もせず親の金で遊び回り女にだらし無い男であった。

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