第16話 とわにきらめく

 いつの日か、あなたは知るだろう。

 あなたが世界で最も、価値ある者だという事を。

 どれだけ傷つき、打ちのめされ、泣き叫ぼうとも。

 湧き上がる強い光は、何時か誰かを奮い立たせる翼となる。

 その光は、私にとって、世界にとって、絶対に無くしてはならないものなのだ。


 いつの日か、あなたは悟るだろう。

 あなたが世界で最も、高大な者なのだという事を。

 どれだけ悩み、立ち止まり、絶望しようとも。

 溢れ出す強い闇は、何時か誰かを包み込む癒しに変わる。

 その闇は、あなたにとって、世界にとって、絶対に必要なものなのだ。


 そうしてあなたは、永久とわきらめく。

 光と闇を抱くあなたは、私を、自分自身すらも。

 いつ終わるかも分からぬ道へと誘い、見果てぬ夢へと導いてくれる。

 そうして僕らは、共に歩き続けるのだ。

 いつか、宇宙そらの揺りかごへ向かう、その日が来るまで。






 この詩は、いつも一番に応援してくださる@hasegawatomo様に捧げるものです。

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