第11話 マッシュ親子

「こいつが俺の息子のラッシュ !」

 

マッシュは自分と同じような緑色の髪の少年の肩を、バシバシと叩きながら俺たちに紹介してくれた。


「親父いてーよ」


少年は勝気な感じの顔で、マッシュと同じ坊主頭していた。


マッシュみたいなごつい身体では無く、少年特有の細い引き締まった身体をしている。


「久しぶりね、ラッシュ君、多分忘れていると思うけど、子供のころあった事、覚えてるかな?もう15歳になるのかな? 」


シールも同じパーティー一緒の冒険者だったのだろうか?懐かしそうにしていた。


「シールさん、もちろん覚えてますよ、明日で15になります。」


シールの顔を見て嬉しそうに、頬を赤らめた。


こいつ、うちのシールさんに初恋でもしていたのかな? まあ美人だし……おい、胸みてないか!?このエロガキめ!


「そっかなら15のお祝いしなくちゃね、キッカは来ていないの?今回はお留守番かな!?」


この土地では10歳で成人と同じ扱いになるが、15歳で完全に大人扱いになり親元から出ていくのが巣立ち習わしになっている。

親はそれを祝い、盛大なお祝いをするのが一般的であった。



「母なら、6年前に死にました。」


ラッシュは、真面目な顔になって答えた。


「そんなキッカが死ぬなんて」


「おい、本当かマッシュ」


シールとクラークは、ショックを受けて驚いている。


「本当だ、流行り病であっけなくな……だからこのラッシュを育てるのは苦労したよ、ははは。まあでも、ラッシュはこのまま俺のチームにいるから、親離れ、子離れは当分先になりそうだけどな。」


マッシュはラッシュの肩を抱き、すこし悲しそうな顔をしていた。



「……そっか、残念だな、よし、ラッシュ君うちの子を紹介するよ、仲良くしてやってな」


クラークは俺をラッシュの前に連れてきて、俺の頬に頬を合わせてきた。おい、髭がいてーよ。


……うん ?こいつ頬を赤くしてないか ?なんか嫌な予感がする。


「クラークとシールの息子・・のラークです。よろしく」


とまあ先制して、握手をしようと手を出すと……。



「えっーーーーーー」


やっぱりな……親子共々同じ反応しやがったな。








村の集会所がいっぱいで空き家も無かったので、マッシュ親子は知り合いでもある俺の家に泊まることになった。


「クラーク様、シール様、ラーク様、お世話になります。御用があれば、何でもご命令ください」


彼女はマッシュの奴隷のモナ。20歳ぐらいの美人だ。

マッシュの持ち物である奴隷のモナも、俺たちの家に一緒に泊まるとことになった。

まるで北欧の人みたいな青い目と金髪をした巨乳でグラマーな肉体は、昔生まれて初めて見た裏AV違法無修正ビデオを思い出してドキドキした。


泊まるところは普段シールの治療院として使用している部屋を、マッシュ親子のための部屋として開放することになった。



ちっ……ここは俺が一人で寝る部屋として、狙っていたのにな。













「あっいくっクラークすごい」


「シール可愛いよっ」


「あぁー」


「俺も……うっ」


「すごかったわ……」


「俺もよかった……あれラーク、トイレか?」


俺はひと段落ついたのを狙って、トイレに起きる。

全くもって子供が真横で寝ているのを、完全に無視してやりまくるのは「そろそろ自重しろ」と言いたい。


「うん、ごゆっくりどうぞ」


親のセックスした後の臭い嗅ぎながらは、熟睡はできるわけないだろ!

と……思いつつ部屋の外に出た。


治療室のベッドで、夜に一人寝ることの俺の願いはいまだに叶わず、毎晩のように真横で親のセックスを見せつけられている。


普通はぐれてもいいよな?これって。

と思っていると。
















「あっ」


「ラッシュ、ほれもっとついてやれ」


「あああぁん、もう壊れてしまいます」


「はあはあ、モナいいか……」


「うぐぐっ」


「ほれ口が留守だぞ、もっとなめろ」


「もご……もご。」


何事と思って治療室の部屋をのぞくと、なんとマッシュ親子とモナの3Pの真っ最中。

ラッシュはモナにバックで入れて、マッシュはモナにフェラさせている。

親子で3PってどこのAVだよ。すごすぎるだろ。


まあ奴隷って、性奴隷だったのか……でも、性奴隷があるって……この世界に来てよかったと思うぞ。

なんて思いながら、見入ってしまった。




あっマッシュと目が合ってしまった。











……こっち見ながら、ウィンクしやがった。やっぱりクラークの友達だわ……。



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