第9話
俺は教室に入った
「あ、やっと戻ってきた、遅かったじゃない」
教室にはいった瞬間に春華ちゃんが近くに来て文句を言ってきた
「ごめん、担任の先生に呼び止められたから、、」
「珍しいね、なんの用事だったの?」
「あー、いやただテストの事で話があったらしい」
俺は誤魔化した
「へー、計都君別に点数悪くないのにね」
「うん、それよりお昼ご飯食べちゃお昼休みが終わっちゃうから」
「そうだね」
俺と春華ちゃんはお昼ご飯を食べて午後の授業を受けた
放課後になりいつも通りに部活に行く人や帰る人がそれぞれ教室から出ていって二人だけ残った
「まさか計都君に過去の話をする事があるなんてね」
春華ちゃんが口を開いた
俺は自分席を立ち春華ちゃんの隣の席に移動した
「そんなに話すのが嫌ならしなくていいよ」
俺は気になっていたが春華ちゃんの表情は寂しそうな表情していたため少し気が引けた
「大丈夫、いつかは話さなきゃいけないと思っていたから」
そうして春華ちゃんは話し始めた
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あの時は中学1年になったばかりの時だった
私は小学校の時からずっと友達だった七海ちゃんてゆう子がいてね、あだ名が『なな』ちゃんだったの、その子と中学でもいっしょに登下校してたの家も近かったから
『おはよ、ななちゃん』
「おはよう、はるちゃん」
いつも通りに登校して中学校に向かったの、けどねここからだと思ったの、私達の仲が狂い始めたの
「今日は部活動見学だね、はるちゃんはどこにするか決めた?」
『いや、私はまだ決めてないの』
「そしたら私と一緒にテニス部に入らない?」
『え?いやいいよ私は』
「そーいえばはるちゃんは水泳習っていたから水泳部入るの?」
『まぁ、そうだねそう考えてる』
「そっかならしょうがないね」
『悪いね、せっかく誘ってもらったのに』
「いや〜、やっぱねいきなりスポーツを帰るってのは難しいからね」
『そうだね』
「あ、そういえば昨日……」
その後は2人で部活の話をしていて放課後の部活動見学は2人でテニスと水泳を見たわ、そして帰り道で
「凄かったね、水泳部」
『うん、でもテニス部も良かったよ』
「はは、まぁ一応全国出てるところだからね」
『へぇー、凄い』
「まぁ私はまだまだだけどね」
『そんなことないんじゃない?』
「いやまぁ頑張るよ、それより水泳部のかなり速かった男の先輩かなりカッコよくなかった?」
『そうだね、カッコよかったね』
水泳部を見に行った時にある先輩が誰よりも速く泳いでいてそれを見入っていたらかなりカッコよくて私は一目惚れしてしまったわ、けどね
「私、一目惚れしちゃった」
『え?』
「私、告白しようかな、でもまだ入学したばかりだからまずは近づいていかなきゃ意味がないし、それよりも彼女がいるか確認しなきゃね、はるちゃんはあの先輩どうだった?」
私はあの時に同じように一目惚れしたと言っとけばあのあとにあんな事が起きるなんて思わなかったのにね
『うん、私もカッコいいと思ったけど好きまでは、いかなかったかな』
「なら私が告白しても問題はないよね?」
『え、ええそうね』
「そしたらお願いがあるんだけどあの先輩に彼女がいるか聞いてくれる?」
ななちゃんさ頭を下げてきたため私はとても断れなかった
『分かった、聞いてみるよ』
「ありがとう!!」
そうして私は彼女ななちゃんが先輩に告白できるように色々と手伝い始めたの、、、
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