「視界」

あの道もこの未知の、前後も解らぬ


明日は照らしてくれるのか、西日はいつ時やって来ると言うのだ


導いて欲しい、こんな俺であっても

平穏なんて安寧なんて、

嗚呼、急かすな焦るだけだとも


足枷は重く引き摺ることさえも難しい


何年経っただろうか、

毎秒毎秒と舞病のように、

やれ、やってくる悪魔のこと

嗤かすことよ、

其れにも刃向かえないのだから


悍ましい、祈る事しか出来ない


どうかどうか、安楽であって欲しい


出逢って欲しい、滲む視界

零れ落ちるコレは紅であろうか、

そうであっても良い


果たして分岐点とはいつぞやの

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