第2話
太陽系第三惑星”地球”。
緑の青き自然の星よ。なんと素晴らしい所だろう。空は澄み渡り大地は命で溢れている。くりくりお目々の五本腕のリス君に大空を羽ばたくドラゴンたち。実に愛おしい地球の生き物たちよ。私はジャスティス”スターライト”、星の瞬きという意味だよ。覚えてくれた? 本当はもっと違った発音なんだけれどね、小難しいし、地球の人々にも分かり易く馴染みやすい言い方にしてみたんだ。地球までは長旅だったから、ガイドブックで練習したのさ。それこそ何億光年分もね。ハハハ。おや? 臭うぞ、悪の臭いだ。とても悪い臭いがする。あの小太りで背の低い、というかスケール違いの血色の悪い腰みの巻いた者どもが連れて行こうとしている、色白で緑色の服を着たとんがり耳の女性だがどうやら泣いている。私の知っているとんがり耳は黒いマントをしているはずだが……まあいいか。今行くぞ名も知らぬ女性よ! スターライトが今行くぞ!
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