《[登場人物紹介⑨ (王都学園の生徒 その3)]》

☆フェイト 18歳 身長165cm


<見た目>

 黒みを帯びた深紅のウェーブの長髪。十字架を思わせるような髪飾りをつけている。制服をきっちりと着こなし、振る舞いからも学園一の淑女を思わせる。

 普段から喜怒哀楽の表情の変化をあまり見せることなく、表情からも抑揚や動揺など全くと言っていいほど変化を見せない。宇宙のように底の見えない瞳が特徴。


<性格>

 見た目の表記通り、外へ感情を見せることはなく、普段の行いからも謎が多いミステリアスな女子生徒。律義な一面が強く、淑女としての振る舞いも忘れない。妥協を許さず、上を目指し続けるその姿は全生徒の憧れの的である。


<経歴>

 フルネームは【フェイト・ミストラル】。

 学園では超有名な生徒であり、今世代の成績一位のナンバーワン。時期、エージェント候補の一人として、数多くの魔法使いからお墨付きをもらっている稀有のエースである。

 今の自分に満足、妥協を許さずに更に上を目指す思考を常に身に着け、行く万行奥野人間に求められる”完全者”を志す。現地点でも、成績容姿と充分完璧であるが故に周りからは”完全才嬢パーフェクト・レディ”の異名で呼ばれる。


 精霊騎士団ともパイプがあり、学園所属の仮エージェントとして、同僚のコーネリウスと共に王都の平和を裏で守っている。現在の任として、世界の脅威の器である可能性があるラチェットの調査を行う。


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☆コーネリウス 18歳  身長165cm


<見た目>

 透き通るような青色の長髪。茶色のカチューシャが特徴。

 フェイトと同様制服をきっちり着こなし、その上にカーディガンを着用。フェイトに反して人当たりもかなりよく、包容力がある女性である。


<性格>

 感情表現をあまりせず、周りとかかろうとしないフェイトと違って、周りとの交流も和やかで、色んな生徒の相談相手になっているなど、その寛容な性格が男子女子問わずに人気である。

 コミュニケーションには特に壁を作らず、フェイトやエドワードは勿論の事、敵である可能性があるラチェットとも親しく話している。


<経歴>

 フルネームは不明。本人も名乗ろうとはしないが、噂ではフェイトやエドワード同様に有名な家名の令嬢であったと言われている。

 学園のナンバーツーであり、その腕を超えられるものはナンバーワンであるフェイトただ一人。誰もが認める天才の一人であり、常に”親友”であるフェイトと共に行動している。


 彼女もまた、フェイトと同様に学園の生徒という立場でありながら、精霊騎士団からの任を直接任されている。


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☆エドワード  18歳  身長170cm


<見た目>

 七三分けで整えた黒髪のショートカットで、ブランドが目立つ古風なアンクルを着用する。これは御洒落でも何でもなく、実際に片目が悪い故の着用とのこと。

 制服をきっちり着こなし、その上着には彼の出生の名家である”リカルド家”の腕章を身に着けている。基本、彼の手は魔導書で塞がっている。


<性格>

 彼もまた完璧主義者であり、プライドも高く、多少傲慢な一面がある。今の自分に満足せず、更なる成長を見込んで頑張る様はフェイトと似通っているが、決定的な違いとして、彼の場合”他の追随を絶対に許さない”・”他人を見下す癖がある”など、他者へと敏感なところがある。


<経歴>

 フルネームは【エドワード・リカルド】。

 王都でも有名な魔法使いの家系の一人息子であり、次期当主の座も約束されている。何れ当主の座につく者として、最強の魔法使いとなるために常日頃から勉学を怠らず、その結果は学園八位という記録を残している。解読困難は魔導書を六冊以上も解読できたことから、学園の天才と陰で呼ばれている。


 フェイトとは許嫁の関係であり、互いの関係に壁は特にないが距離がある様子。フェイトと自分の時間を奪うラチェットを快く思っておらず、彼へとあたる日々が続く。譲れない一面など認める面もあったようだが、それでも変わらず彼への敵意を剥き出しにしている。

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