スローライフ建国記

松永紅龍

第1話、理想を抱えた狂善人

とある日本で起きたテロ事件があった。死亡者もでて騒ぎもかなり大きく取り上げられた。そしてテロを起こした犯人が書いたであろう物が見つかった。


いきなりで申し訳ないのだが・・・・今から俺は国会議事堂に突っ込みます。




本当にいきなりで意味が分からないかもしれないから軽く説明する。



俺は明智雅と言ってどこにでもいる社会人であり今の政治にかなり不満を抱えている人でいろいろと政治に対して変わるように努力をしたがどうもにもならなくついにテロを起こすことにした。



本当はこれはしたくなかったがだが時間が経つにつれてひどくなるばかりで手段を選んでいる場合ではなかった。



手段は単純でトラックにたくさんの火薬・・・・を積みたかったが流石にばれるので小麦粉を使った爆発にしてほかには刀を持参して向かった。



もちろん死ぬ気なので自分の銀行の口座は自分の後始末するためのお金以外はすべて貧しい人たちを助けている団体にすべて寄付した。



やることは今の政府に国民の不満、怒りをこの体・・・魂をもって伝えるだけだ。




後は遺言も書いた・・・・作戦を実行するだけになり国会議事堂にトラックを突っ込んだのであった。もちろん銃弾を撃たれたがそんなのことは覚悟のうえで行動をしているために不思議に怯えることはなかった。




そうして明智は急いでトラックから飛び降りてトラックはうまく爆発を起こしたのであった。その騒ぎを利用して一気に国会の中に入っていくのであった。



そうして明智は今の政治を変えるためにはまずは与党のほうに向かい有名な政治家をただひたすら刀で切り刻んでいった。



そうしている間にも拳銃が持った警官が続々来て明智に向かって発砲したのである。もちろん明智は普通の人間でありよけきれずに当たり倒れる前に最後の力を振り絞って刀を投げったのであった。



運がいいのか不幸なのかその刀は一番殺してやりたかった相手に刺さりそれを見ながら明智は



「ざまぁ・・・見ろ。」



声もほとんど出せないはずなのにその場にいた者が全員聞こえたのであった。そしてそのまま、明智は死亡したのである。




事態は怪我人多数に死亡者は一人出たのであった。死亡したのは明智が最後に刀を投げて刺さった相手であった。



その後、警察の捜査でわかったことはこの犯人は昔から政治に関心が高くそして不満を持っていた。そして一番恐ろしいことはこの計画は昔から考え始めていたことだった。・・・考え出したのがわずか十二歳の時であったのである。




そして十五年後・・・ついに実行されてしまったのである。そのためかこの犯人は昔からいろんな知識を蓄える傾向があった。




そして遺書の最後にはこんなことが書かれてあった。




俺は必ず転生して平和な国を建国し・・・いずれこの世界に帰り日本を変えてやる。




血で書いたであろうために赤黒くそして大きく書かれてあるのであった。

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