読書日記

藤咲メア

第1話 『レオナルドの扉』真保裕一

 レオナルド・ダ・ヴィンチの子孫にあたる少年・ジャンが、レオナルドの残した秘密のノートを巡り、仲間と共にイタリアからフランスにかけて大冒険を繰り広げる物語です。

 敵として登場するのはフランス皇帝ナポレオン。レオナルドの秘密のノートには彼が発明した武器の設計図が書き残されており、ナポレオンはそれを軍事利用するために部下にそのノートを探させます。

 かつて自分の父親がそのノートを悪用されないように守ろうとしていたことを知ったジャンは、ナポレオンの魔の手からノートを守るために、先回りしてノートを手に入れようと奔走するのです。



 こんなロマンあふれる歴史冒険小説を読んだのは久々です。子供の頃はこういう物語ばかり読んでいたなあと、読んでいてとても懐かしい気持ちになりました。

 

 私がこの本を読んでいて胸が熱くなったのは、物語に登場するレオナルドの秘密のノートが、現実に実在しているというところです。(日本ではノートいうか手稿と訳されているそう)そんなのものすごくロマンがあるじゃないですか。もちろん小説で多少の脚色はされているでしょうけれど、それでもやっぱりワクワクします。だってあのレオナルド・ダ・ヴィンチの手書きのノート、しかもいろんな発明の乗ったノートですよ。考えただけでワクワクしてきます。

 

 普通の冒険小説やファンタジー小説も大好きですが、こうやって実在の人物や物が登場する冒険小説も大好きです。私自身が歴史好きなので(笑

 しかし世界史はあまり詳しくないので、これを機に図書館でレオナルド・ダ・ヴィンチやナポレオンについて詳しく書かれた本でも借りてきて読んでみたいと思います。あとミケランジェロも登場するのでそれも。


 最後に個人的にですが、この小説ものすごくアニメ映画化して欲しいです。多分家族みんなが楽しめる映画になるんじゃないでしょうか。読んでいる途中、私はもう脳内で勝手にこれのアニメ再生しながら読んでました(笑)それくらい読んでて面白かったです!

 

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