エンディング1
燕はとあるビルの応接室にいた。
豪奢な作りで、素人目にも金が掛かっていると分かる。
そして目の前に立つ青年こそその部屋の主。
鷺乃宮グループ総帥、鷺乃宮キョウ。
「うむ! 来たか! 面識も無しに急に呼び出してすまないな!!」
「余は鷺乃宮家当主、鷺乃宮キョウだ!」
ぐっと手を握られる。
「先日の一件、見させてもらったぞ。スポンサーがヴィランと化すとは災難だっただろう。」
「おぬしは今、スポンサーが居ない状態と耳にした。」
「そしておぬしのヒーローっぷり、余は大変気に入った!」
「つまりだな………余で良ければスポンサーをさせてくれないか!」
「資金なら心配の必要は無いぞ! 幸い金なら持っている!」
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