第18話 筋肉
*
「君ねえ。いくら火事があったからっていったって、ここはまだ家主の土地なんだから、さ。勝手に入っちゃいかん、よ?」
剽軽な物言いをする、年にして中堅あたりの衛兵はそう言って、焼け落ちた瓦礫の中に立つ僕―レイン・フォルディオの肩を掴んだ。3階ほどあるレンガ造りの建物が周囲を囲み、そのわずかにある隙間からは肌寒い風が吹きつける。初心冒険者装備は通気性が良く、冷えるような季節でもないのに少々身震いしてしまいそう。
「すいません、すぐ出ますから…」
「…あ。その落書き。もしかして君が描いちゃっ、た?」
しまった。と、たじろぐ。
よくよく考えずとも、僕が描いたと見ることができる場面ではあった。他に人気もなく、用も無しにこんなところへ踏み入るとは怪しさ千万。かといって、獣人の双子のことを教えたくはない。
その迷いと時間が、衛兵の訝し気な表情に更なる皺を加えることとなる。
「あ、いや…」
「君。ちょっと屯所まで来よう、か。」
「屯所ですか!?落書きくらいで…」
「しらばっくれてはいかん、よ?落書き、火事場全部に描いたよ、な?それに、噴水や道路の真ん中と、か。君、火事について何か知ってるんじゃないか、ね?」
「火事場全部に…?」
なんということだろう、そいつは初耳だ。それは確かに近頃は子どもたちの遊び場は減っているし、紙だって高価なものだから、クレヨンの使いどころを焼けて何もなくなった敷地に認めるのは当然といえば当然なのか?
「僕じゃないですよ!火事だって知りません!」
「ハイ、ハイ。とりあえず屯所に向かおう、か。何、すぐ拘束ってわけじゃあない、ぞ?ちょっと話を聞かせてもうだけだから、な。」
衛兵に腕を掴まれ、問答無用に道から出てはどこかへと引っ張られて行く。これを拘束と言わず何というのか。抵抗を試みる。
「ちょっとま…いつつ」
見た目とは裏腹に、この男の腕力は成人男性のものと比べるべくもなく、強い。少しばかり引き寄せることすらもままならないほどに、僕の前腕は固く握られてしまっていた。
(ちきしょう!こいつの腕力、熊か何かかよ!)
観念して、屯所で説明する内容の模索をしかけた時だった。
「おおっとぉ。金髪ちょび髭衛兵さんよお。そいつをどこへ連れていくつもりなのかなあ?」「ハハァ!」
突如と聞こえたのは、野太い男の声と軽快な笑い声による相づち。
何、まさか正義の味方が現れただと―観念しかけていた僕は目を見開いて喜々と声の主を視界の中に探す。が…僕と衛兵の前には、筋骨隆々の巨漢が1人。左右には派手目なシャツを着たいかにもなチンピラしかいないではないか。
(なんだよチンピラかよ…あっ、よくよく考えたら衛兵さんの方が正義だった。)
うんと、大きく息を吸って。
「助けてくれチンピラさん!良い衛兵に連れて行かれそうなんだ!」
「なあにぃ…!?てめぇだけお楽しみなんてそうは問屋が卸さねえぞ!」「ハハァ!」
これは、助かるのか?よく分からないがこのゴロツキは、と、に、か、く、衛兵が気に食わないようだ。それは巨漢の左右それぞれで2人のチンピラが、登場の瞬間からひたすら衛兵にメンチを切っていることから読み取れる。
そうだ、そんな理由でもなければこの僕を助けようとするはずなどない。
(つまり、結局…助かる…ない?どっち?)
その問いを偶然にも衛兵が代弁する。
「君たちのような黒地に悪と書くようなチンピラが、一丁前に人助け、か?」
「そーうともよぉ。てめえら衛兵がこのスラムの住人を連れてこうなんざあ、100年経とうとも許されねえ。そいつを置いて行けぇ!さもなくば…地面にヒビ入れて土下座してもらうことになるが…?」「ハハァ!」
お気持ちは有り難いが、僕の存在はただの口実であり、チンピラの喧嘩の道具でしかないことが痛く分かった。しかし、これ幸い。乱闘の隙をついてとっとと逃げ…
「ふう、む。君たちの真意はとくと分かっ、た。その上でひとつ、間違いを訂正しておこ、う。私は衛兵などではなく…」
あれ。
なんで僕は宙に浮いて、
「ウェスピン自警団員、だ!」
そう語る衛兵、いや、自警団員が逆さまに見えると思ったのはおよそ一瞬の出来事。ゆっくりと重力が向きを変えていくのを全身で感じながら、それでいてまばたきの間もなく、僕の身体は相づち打ちの背の低いチンピラへと叩きこまれたのである。
「ハハァ「ごふぉっ!」
樽が坂道を転がるが如く、突如として自警団員にぶん投げられた僕と、それに巻き込まれたチンピラのひとりはもつれながら一回転、二回転、三回転でようやくピタリ。大方の衝撃はチンピラが受けてくれたらしく、三角だったサングラスのレンズは台形の一枚だけとなり、舌を出してノびているのは申し訳ない。
それを一瞥した巨漢は自警団員に対し、余裕か強がりか白い歯を口端に見せて笑った。
「ほお…お前さん。見かけによらずそこそこ筋肉がありそうじゃないか。そこそこ。そこそこだがなあ。」
「ふうむ…ゴロツキでもこの筋肉のすばらしさが分かるというのか、ね。そう、私こそが!」
自警団員は、深く、多く、それでいて細く息を吸い込み、全身に血液と力みを送り込む。呼応し、膨張する筋肉がある。彼の歯ぎしりの音に共鳴し、本来の体格と本来の肉体が姿を現したのだ。
しかし、その体躯は力こぶの皺を袖へ浮かばせながらもシャープ。ただ一本の研ぎ澄まされた鉄芯に同じく、一片の無駄はなし。
「ウェスピン自警団が誇る力の結晶、ひと呼んで怪腕のグラッチェとは私のことなのだ、よ。聞いたことはないか、ね?」
(いやありません)
「なんだって!?まずいぜ兄貴!まさかコイツが若と三日三晩ド突き合ったっていうグラッチェだったとは!」
(知ってるのかよ!)
「ああ、知ってるともよ。そのちょび髭、一目見た時からそうではないかと思っていた。一度見てみたかったのだ…自警団が最高と宣う腐れポンチキの筋肉ってやつをなあ…!」
啖呵と共に、砂ぼこりを立てて割られた地面。それは、レインの両手に収まらないほどの握りこぶしを、チンピラの巨漢が自らの手元へ叩きつけたことによる。それはまさに大槌。力の誇示。時折吹く風に冷めることなく発熱をする彼の背中と筋骨は、蒸気機関を積んでいるかのように活性化していく。
「筋肉は量!圧倒的量!全てを押しつぶし握りつぶし、軽々と放るこの大筋肉こそが正義!…グラッチェェ!!お前には失望した。その筋肉は不完全んん!!未完成を最高傑作と評する笑止千万な自警団には!!貴様の筋肉を破壊し尽くすことで抗えぬ敗北を突き付けてやろう!!」
「わからない、か。筋肉の真髄は収縮!凝縮!圧倒的濃縮!極限までに絞り絞られた、喩えるならば100のトマットトから生み出されるただ一滴のジュースのような!精錬された肉の積み重ねであると理解できない、か!!ならば教えて差し上げよう、どちらが正しいかを、な!」
その口を閉じるがいい――二人の叫びと共に双方から右拳が突き出される。振りかぶりは短く、それでいて身体の捻りを利用し肩甲骨に由来する回旋筋腱板を活かしきった右ストレートが火花を散らせてぶつかり合う。
皮と皮が、骨と骨がぶつかり合う鈍い音が響いた。鈍器同士で殴り合ったかのような衝撃は、そばで見ていた僕たちにも空気を振動させて伝わってくるようではないか。
先に苦悶の声を上げたのは巨漢のチンピラだ。
「ぐぬぅ…っ」
「無理もないぜアニキ!アニキの拳は体積がでけぇ!空気抵抗を受けやすいんだ…しかも、グラッチェの野郎の拳は小さくまとまってるから、一か所に加わる圧力が大きい!アニキの拳にはグラッチェの野郎よりも痛いダメージが入っちまってるはずだ!」「ハハァ!」
「いいや…俺の拳はそんなに安くないぜぇ…?なあ?グラッチェよお!」
「くぅっ」
巨漢のチンピラは更に踏み込んで、肉食獣のような唸り声と共に均衡していた拳を振り抜きグラッチェを弾き飛ばした。グラッチェは不自然に受け身を取らず、背中を地面へ打ち付ける。巨漢のチンピラは沸騰して湯気を漏らすやかんの水蒸気を思わせるような、荒い息を吐いてからニヤリと笑った。
「す、すげえぜアニキ!グラッチェの野郎、強力な一撃をアニキの拳に与えたはいいものの、アニキの強靭な筋肉がその衝撃を全部吸収し切らずに跳ね返したんだ!これが体積の違いってやつだぜ!奴は今、肩甲骨に耐えがたいダメージが入っちまってるはずだ!」「ハハァ!」
「くくく…どうした?動きにくそうじゃねえか。」
「ふ、ふ、ふ。まさかこんな馬鹿力を隠していようと、は。」
「何を言うかァ!!」
突如と一喝した巨漢の男は両腕を大きく振り上げる。そのまま、両肘を力いっぱいに曲げ、凛々しき表情の下に腕の筋肉を主張するポージング。
「我が筋肉はァ!常にィ!余すことなくその力をアピィイルゥしているのだ!すなわち貴様は己の筋肉を過信し相対する肉の鼓動よりただただ目を背けていただけにすぎん…。自らの肉体のみを愛する者に真の筋繊維を培うことはできんのだ。思い知ったかァ!」
「…なるほ、ど。君の言葉は大いに興味深かっ、た。だが争いにおいては、勝利という頂きに昇った者の口にした言葉のみがその意味を帯びるというもの、だ。君のそれはビルドアップの最中に肺の縮小が捻りだす小さな呻きとなんら変わりない。さて、その台詞は覚えた、が。その意味を受け止めさせたくば、これを打ち倒してみ、よ!『ディスラクト』!」
グラッチェと名乗るその男の、袖を捲り上げた左腕が薄く発光する。それは、暗闇に炎を浮かべたかのような黒色と橙色が交わった危険色。一目見て察する。あれは下位か中位の分解魔法に他ならない。触れたものの構成を紐解く破壊の申し子。掴まれたら最後、焼かれるとも溶かされるとも言い難い分解が、痛覚諸共に得物を蝕んでいくのだ。
「怪腕と呼ばれる所以はそれか…『ディスラクト』は使用者本人の表皮も時間をかけて蝕むと聞く。悪いが、長期戦に持ち込ませてもらうぞ。」
「それができたら…苦労はしないだろ、う!」
速い。
屈んだ状態から瞬時に距離を詰めたグラッチェは、易々と巨漢の両腕を掴む。奴の筋肉は腕のみならず、その瞬発力から読み取るに脚までもが強力な筋肉のブースターを搭載しているのだ。同時、鼓膜がかゆくなるような高音と熱を発してディスラクトの分解が始まった。
「ぐうううう…はぁッ!!」
巨漢は腕を振り払う。右へ。左へ。上へ。下へ。しかしグラッチェは離さない。決してその手を離さない。指という指が巨漢の前腕にめり込むまでに締まり付け、分解の速度をより速めていく。その場から互いに動かない二人。訪れる均衡。しかし、ディスラクトは続いている。
「アニキぃい!!」「ハハァ!」
「てめえら!その兄ちゃん連れて、先にハウスに帰ってろ。コイツとは、長い付き合いになりそうなんでなぁ。」
「あ、いや僕は別に大丈夫なんで」
「ちきしょお!アニキがそう言うなら仕方ねえ!おらてめぇ早よ行くぞおらあ!」
「物分かり良いな!?」
逃げ出そうとする暇なく僕は二人のチンピラに両腕を担がれ、その場を後にすることとなる。あのアニキと慕われていた巨漢は、勝つ見込みがあるのか。名前も知らないやつだが、庇われた恩をどこかで感じてしまって気持ちが悪い。
彼らの姿が見えなくなってからすぐに、木材がひしゃげる乾いた音が聞こえたのは気のせいではないだろう。あの状態からどちらかが動いたに違いない。願わくば、あの男が無事であれば良いのだが―そんな面持ちが何かを察知してか、僕を担ぐチンピラが口を開いた。
「大丈夫さ。アニキはな、魔法は使えねえが喧嘩の仕方は分かってんだ。あんな、一撃くらっただけで魔法に頼るボンクラとはちげぇのよ。」「ハハァ!」
「いや、その…はい。」
仄かに仲間意識を持たれているのが何とも度し難いが、この場はそれでやり過ごすとする。このふたりに襲われて、剣など振り回す羽目になればそれこそ四面楚歌。自警団とスラムを敵に回しかねないのだから。
入り組んだ道を躊躇なく進むチンピラの二人と僕は、やがて見慣れた場所へたどり着く。覚えのある炭焼きのかおり、売りたたきの声や手を叩く音。スラムの闇市だ。昨日訪れた様子となんら変わりはない。品のない市場だが、その活気はギルド周辺の商店街に勝るだろう。
「着いてこい。」
そう言ってチンピラは僕から手を離し、上がった息を正しながら闇市の端で日陰に隠れるテントへと招く。簡素な机とイスがあるだけのそこに、グラッチェと同じくらいの歳であろう男が1人煙草をふかせて座っていた。
「お、ウィナーにビーコン。交代の時間じゃあねえぞ、どうした。特にビーコン、お前のサングラスほんとお前それどうした。」
「そ、それが大変なんだ!ルドルのアニキが、あの怪腕のグラッチェに喧嘩を売っちまって!今向こうでやり合ってる真っ最中なんだ!」
「グラッチェか…そりゃあ相手が悪すぎねえか?だからいつも言ってるだろ、喧嘩売る前にちゃんと相手の名前を聞けと」
「言ってる場合かよミーダスの旦那!頼む!いつも冷静なアンタしか頼れるやつはいないんだ!例の一件で他の仲間は小競り合いなんざに構っちゃくれねえ!頼むよ!」
「しょうがねえな…ビーコン、案内しろ。あとそのサングラス気になるから外せ。」
「ハハァ!」
「ウィナー。お前は一応、若にその件を伝えておけ。それに何やら荷物もあるみたいだしな。」
眉間に深い皺を寄せたこの男と目が合う。荷物って僕のことか。まあ、あれこれ聞かれるよりは面倒がなくて良いが。
「分かったぜ!して、この場は如何するんで?」
「闇市の見張りなんざ、誰が座ってたって一緒だろ。おいそこのゴロツキ!」
う、ウス!と、威勢の良い声と共に、顔に縫い目のあるガタイの厳ついタンクトップの男が駆け寄ってきた。何やら緊張した面持ちで、よく見れば冷や汗をスキンヘッドに浮かばせている。
「お前アレ、なんか見た目良いからここの見張りしとけ。」
「い、いやぁ自分には荷は重いっすよ…そんな、俺ただの肉屋の息子…」
「ちげぇよ何勘違いしてんだよ。命令してんだよ俺は。拒否すんなよ。肉屋がただの肉になっちゃうよ。」
「は、はいっす!やるっす!すいませんしたッ!!」
溜め息混じりにミーダスは、テントの席を肉屋の息子に譲る。
なるほど、この人は闇市の管理人…ということは。ブラシがけの折りに聞いた衛兵の話を思い出す。
(確か、闇市の管理って、ホテル・リゾートとかいうマフィアがやってて…ってことは、まさかこの人たちがフィリッツを匿っているかもしれない人達…!?)
棚からぼた餅…だが、餅が出て来るには早すぎる展開ではないか。まだ僕の心の準備はできていないというのに!肉屋の息子に同じく、生ぬるい汗が背筋を撫ぜる。
「行くぞ。」
「ハハァ!」
ビーコンとミーダスは闇市の人混みへ小走りに消えた。立ち込めていた威圧感が抜け、僕は少しばかり胸を撫で下ろしたのだが。
「よし、じゃあ俺達のハウスに招待するぜ。いいか?くれぐれも粗相をするんじゃねえぞ。若はなあ、てめーみたいなナヨナヨした男が大っ嫌いなんだ。いいか、ほんとマジで粗相するんじゃねえぞ分かったか!」
「は、はい…」
小さく舌打ちしたウィナーという男は、顎先で行き先を示し大柄な態度で道を往く。人々はウィナーの顔を見るなり自然とそれを避けるので、それなりに顔を知られている人物であるかのようだ。
先ほどの巨漢、ルドルと呼ばれていたが、そいつやミーダスといった貫禄のある人物ばかり目にしていたゆえに、このウィナーがそこまでの人物とも見ていなかった。もしも下手に逃げ出そうとしていたら、存外組み伏せられていたり…するかもしれない。
(あああ…これからアジトに連れて行かれるんだよなあ…)
一歩進むごとに腹の中の重さが増していき、腸を突き破りそうだ…これなら、屯所で話を延々と聞かされる方がまだ良かったかもしれない。そもそも、アジトに連れて行かれて何をされるのだろう。なぜ連れて行かれることになったのだったか。
「…。……?」
(…え?わかんない…もしかして成り行きでこうなってる…?)
それならば言いたい!ルドルとかいう君のアニキ分は多分特に考えもなく、僕のことをハウスへ連れて行け!なんて言ったんだよ、と、目の前のウィナーという男にとても言いたい!
…だが危険だ!てめえ逆らうのか、とか、そんな単細胞な反撃を食らうことになり剣を抜くことになりグダグダグダ。そんな展開は最悪。スラムのど真ん中でマフィアにケツを追いかけ回されるとなれば、フィリッツ探しなんて夢のまた夢のもはや妄想。
(そうだ、うん。うまいことフィリッツの居場所だけ聞いて、隙をついて逃げる!これしかない。これしかないぞお…)
フィリッツがホテル・リゾートのアジトに居るのなら、なお良し。そうだ、あの獣人族の双子がいれば双子の友達だと言い張ることにしよう。おお、希望が出てきた。そうだ、そもそもマフィアのアニキ分のような人が助けたんだ…客!そう、その人の客みたいなものじゃないか!
「…おめぇ、何ニヤニヤしてんだ?気持ち悪いな…」
「あ、いや…別に…」
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