第23話 白いパッション
小学校・中学校と給食でした。で、給食と言えば牛乳ですよね。その牛乳が瓶牛乳だったんです。まあここまではよくある話。島には牛乳を製造しているところはないので本土から毎日送られてくるわけです。で、問題は時化(海が荒れている)の日なんですよ。船員さん達も工夫してくれるのですが、1年に数回割れて来ます。その日は牛乳無しです。誰かの瓶牛乳にかける心意気が強かったんですかねぇ。
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