第14話 葬儀メソッド

島には葬儀屋さんなんてありませんから、地区の人同士で助け合いながらお葬式をていました。今は文明開化なので皆さんと変わらない葬儀が行えています。

父が若かった頃は、遺体を焼くのは若い人の仕事で、キャンプファイヤーのようにして夜な夜な木をくべて焼いていたそうです。どうかな?焼けたかな?と見てみたら、生煮えだった事もしばしば。その時のことが忘れられないと父は言います。

その後、火葬場が島にもできるのですが、それに専門の業者さんがいるわけでもなく、やはり地域の人で管理していました。夕方火を入れて、翌朝、骨を取りに行っていました。古き良き時代、でしたかね。

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