第2話 野犬サーガ

父が幼かった頃のこと

島には野犬がいて、夜で歩くことはできなかったそうな。野犬に食い殺されるからだ。さて、このままではいけないと、野犬殲滅作戦を実施。毒団子を使い、猟師を雇って、野犬とさよなら。平和が訪れたそうな。

そんな体験もあってだろうか、うちの家族では犬は「ごくつぶし(穀潰し=家のご飯を全部食べてしまうこと)」だから飼うものではないという教えがあった。もっとひどいことも言っていたが、これ以上は犬愛好家さん達に聞かせられない。

そんな感じです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る