第4.5話 「王国騎士団要請」

前回のあらすじ




第三のダンジョン「バベル」のBOSSキマイラに変わり、一時的にBOSSとなったコースケ。そんな所に冒険者達が大勢攻めてきた。


だが、コースケの圧倒的な力にひれ伏し全滅となったのだが…


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コースケが冒険者を全滅させた少し後の事。




冒険者ギルドでは…




「大変です!バベルに!第三のダンジョンバベルのBOSSが変わっていました!」




酒を飲みながら冒険者どうし、話していたのだがギルドに入ってきた一人の少年によって、場は騒然と静まりかえる。




「おいおい!落ち着けよ!さっき、第三のダンジョンに一緒に行ってた冒険者はどうしたよ?」




「全滅しました…僕以外。」




「マジかよ…」




少年は目を下に向け。あった出来事を全て話す。


「まず、バベルに入った時は前と同じ、オーガやゴブリンリーダーと言ったモンスターが待ち伏せしてました…。」




「少し死傷者は出ましたが、なんとかBOSS部屋にたどり着きました。」




冒険者達は酒を飲みながら少年の話を聞く。




「僕は固有スキル透明化を持っているので、透明になってBOSSの後ろから攻撃する、手だてになってました。」




「けれどBOSSがキマイラでは、無くスライムに変わってました!」




スライムがBOSS?




ギルドがざわつく。




「見た目はただのスライムなのですが、攻撃方法はスライムと全く違くて、魔法を使ってきました。」




「死の旋律と言う魔法です」




冒険者ギルドに居た一人の中年男性が立った。




「俺、その魔法知ってるぜ…」




「レベル80領域魔法」




ここの言葉を聞き、冒険者達は更なる絶望と疑念が沸いた。




レベル80領域魔法、それはどんなに試練を重ねても決して行ける領域ではない。




優れた王国魔道士でも、行けたとしても、レベル50領域だろう…




「どうして、そんな人間離れした魔法を人間より弱いスライムが使えるんだよ!」




分からない…としか言えない。  




ギルド長が外の方へと向かう。


「王国騎士団に要請しよう…」




王国騎士団、レベル平均50のこのゲームでもっとも強いギルドチームだ。




チーム人数は49人──────────────────────────




王国戦士 20人




王国戦士(盾持ち) 5人




王国魔同士 5人




王国弓兵 10人




王国戦士長 1人




王国戦士長(盾持ち) 1人




王国魔道士長1人




王国弓兵長 1人




王国暗殺団 3人




指揮官 1人




そして、王国最大戦力 老兵 1人




─────────────────────────────────────




「第三ダンジョン付近の街から要請があった」




「第三のダンジョン、「バベル」のBOSSを倒してくれと」


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